猫小屋のガラス窓枠にてスズメバチが巣作り
4月に入って始まったアシナガバチの巣作りは5月になっても継続中。そして今年は久しぶりにスズメバチもやってきた。それも猫小屋のガラスの外側に。
スズメバチが背後を通過
猫小屋の脇でブラックベリーの誘引作業をしていたら、頭のすぐ後ろを大きな羽音がブーンと通り過ぎた。アシナガバチの羽音より直線的だけどもシオヤアブほど高速な感じではない。
ふと、2日ほどにスズメバチがウッドデッキを検分するように飛んでいたことを思い出した。
ゆっくりと音が消えた方向に首だけ動かしてみると、1メートル足らずの場所でスズメバチが巣を作っていた。そうっと身を沈めて下から観察する。
おそらく、巣材の調達のためだろう、蜂がふいっと巣を離れて飛んでいった隙に、慌てず急がず、ウッドデッキを離れて家に戻った。
猫小屋の窓ガラス越しに撮影したのが下画像。コガタスズメバチ(Vespa analis Fabricius)だ。

スズメバチの中では比較的大人しい性格らしいけれど、働き蜂が多くなる時期にはそれなりに攻撃性が高まる。
この場所に巣をつくられるのは困る。

アシナガバチなら留守中に巣を撤去して別の場所への移動を促すが、スズメバチとなると見えにくい場所に巣を再建されると危険だ。
一生懸命巣作りに励んでいる健気な女王蜂には申し訳ないけれど、命をもらうしかない。
ちょうど部屋の窓の近くでもあるので、室内から細めに窓を開けてシュッと殺虫剤を噴射した。
女王蜂はすぐに逃げたけれど、たぶん、どこかで力尽きると思う。ごめんよ。
アシナガバチの巣作りも継続中
今月に入っても、ウッドデッキとブルーベリーはアシナガバチたちに大人気だ。
ウッドデッキのあちこちに二倍希釈の木酢液を塗ったり、ピレスロイド系の殺虫剤を吹きつけたりしたのだが、1週間も経つとその効果が薄れるらしい。
5月になってウッドデッキで2つのキアシナガバチ(Polistes rothneyi)の巣を撤去。

ブルーベリーではコアシナガバチ(Polistes snelleni)の巣を一つ撤去。先月撤去した4つの巣は全て地表から30センチほどのところにあったのだが、今回は少し高めの70センチ。株の足元ばかりチェックしていて見落とすところだった。

あとひと月ほど、巣作り防止の巡回を続ける予定。
君たちがハンティングや吸蜜にきてくれるのは大歓迎なんだ。
それに、下画像のような、人間の活動範囲から離れた場所ならアシナガバチに限り巣作りOKです。
