ナンテンにヤマトアシナガバチの巣
倉庫の扉前にある南天の花穂にアシナガバチの巣があることに気づき、巣の具合を確認しようとして枝を引っ張ったらぽっきり折れてしまった。
幼虫たちが孵化している。女王蜂が食料を携えて戻ってくる前になんとかしなくては。

慌てて、結束バンドで別の花穂に取り付けた。直後に女王蜂が戻ってきて、戸惑ったようにしばらく飛び回り、程なく無事に帰還。
ちょっと小柄なこの蜂は・・・ヤマトアシナガバチだ。毎年見る蜂だけれど巣を見るのは初めてだ。テンションが上がる。

早速、頭の中で「この巣を撤去しなくていい」理由を考える。
この場所は、敷地の奥まったところにある。一番近い隣地とは倉庫で隔てられている。
ヤマトアシナガバチはアシナガバチの中でも大人しい種で、かつ働き蜂の数も少ない。また毒も弱い。
猫小屋との距離は2メートル弱。しかし亀甲金網を潜り抜けて内部にわざわざ侵入しないだろう。
ここに来るのは私だけである。それも、倉庫に用があるか、ブラックベリーの収穫か、この巣を撮影する時のみだ。
大丈夫だ。営巣許可を出そうではないか。
竹ひごで補強する
日々観察しているうちに、巣がついている枝が乾燥し枯れ細って、台風がきたら折れるのではと気になり始めた。

女王蜂の留守中に竹ひごで補強した。まるまるとした幼虫の顔が見える。

繭のキャップはレモン色
6月25日、繭ができていることに気づいた。繭キャップはレモン色なんだな。もうすぐ複数匹体制に移行だ。がんばれ女王蜂。

28日、繭の蓋が開いている。でも、働き蜂も女王蜂もいない。狩に出かけているのかな?

下画像、雨の中、巣に戻っているのは1匹だけ。これは女王蜂かな?

女王蜂が消えた
翌日は大雨だった。
翌朝、巣に蜂の巣が多々見えない。夕方になっても帰ってこない。この時刻にいないことはありえない。
巣をよくよく見ると。蟻がいた。この巣はダメになってしまったのだ。

雨で、蟻を遠ざける分泌物が流れてしまったのかもしれない。竹ひごが巣の側面に接したのもいけなかったのかもしれない。
女王蜂の命が尽きてしまったのかもしれない。結局、働き蜂の姿を見ることはなかった。
この庭に今、残っているのは、モッコウバラの鉢植えのキアシナガバチだけである。頑張ってくれ。


