冬に落葉したクーリッジ、アポロとそろって満開に
数年鉢植えで管理して、2018年に地植えした2本のフェイジョア、アポロは今年7年目、クーリッジは8年目を迎えた。そしてこの冬、クーリッジだけが激しく落葉。枯れてしまうのかとハラハラ。
2021年冬:両者良好な生育状況
左がクーリッジ、右がアポロ。昨年の11月の画像だ。毎年この時期の葉に現れる赤い斑点が両者ともに見られない。樹勢が良くなってきたかと喜んでいた頃だ。
春先、クーリッジだけ落葉、水切れを疑う
春を迎える頃、クーリッジの落葉が激しくなった。すべての葉を落とした枝もかなりあり、枯れるのではと危惧。
今振り返ると、春先、降雨が少なかったような気がする。ここは、カチコチ地面の宅地。あまり条件の良い土ではないのだ。地植えして数年経つため油断して冬のあいだの灌水を怠ってしまった。
クーリッジは乾燥に耐えるため自ら葉を落としたのかもしれない。1メートルほど離れたアポロはすぐ脇に土が豊かにある植栽エリアがある。そちら側に伸ばした根から水分を吸収できた可能性がある。
ごめんよクーリッジ。
4月、クーリッジに復活の兆し
ますます落葉が進み、みすぼらしくなってしまったクーリッジに命の兆しが現れたのは4月下旬。コケの生えた枝からの芽吹きが始まったのだ。すごいぞクーリッジ。
5月に入るとまばらながら新しい葉が展開し始めた。下画像、左がクーリッジ、右はアポロだ。この頃になるとクーリッジに僅かながら蕾が見え始めた。ただ、アポロの蕾の方がひとまわり大きく、開花が揃わない恐れもあった。
どちらも自家受粉性があるが、互いに受粉しあった方が良い果実ができるのだ。
クーリッジ、アポロを猛追し開花が揃う
ところがだ、クーリッジは頑張った。まずは5月26日にアポロが開花。
そして5月29日クーリッジの初花だ。この時、パラパラと開花しているアポロの花に、ただ一輪のこのクーリッジで人工授粉した。
そして2日後にはクーリッジの開花がアポロに追いついた。
下画像、上二つの花がアポロ。下の一つがクーリッジだ。こうして比べるとアポロの花が一回り大きい。
6月に入ると、クーリッジ、アポロとも満開となった。
クーリッジはもともと花数の多い品種だが、今年の開花をほぼ諦めていただけに、この賑やかさは夢のようだ。
今年も蜂たちの訪問が見られないので、時間を見ては人工授粉している。と言っても、指で相互の花を触れて回るだけなのだけど。
時々、甘い花弁をちぎって食べたりしながら。
さて、この記事を書いている6月5日の夜、大雨である。フェイジョアの花には痛手だ。明日にはこの雨上がればいいな。
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