ナバホとトリプルクラウン

とげなしブラックベリー2種をプランターに植えてウッドデッキで育て始めた。ある日ジョロを抱えてプランターを覗くと産卵中のトノサマバッタと遭遇。

ブラックベリーはトゲなしにかぎる

以前住んでいた家の庭にラズベリーの茂みがあり、トゲの厄介さが身に染みている。数年前から同じくプランターで栽培中のソーンフリーと合わせて3品種になった。

野菜用のプランターに鉢底土を敷いて、果樹の土で栽培開始。

プランターにブラックベリー(ナバホ、トリプルクラウン)を植える準備
鉢底石を敷いて樹木の土で植えてみる:20201029撮影

ソーンフリーは酸味が強く、もっぱらジャムにして食べている。新しく育てるナバホとトリプルクラウンは甘みが強く生食もなかなか美味しいらしい。期待が膨らむ。

プランターに植え付けたブラックベリー
味比べをするのだ:20201029撮影

プランターの乾燥した土に産卵中のトノサマバッタ

プランターは屋根のあるウッドデッキに置いている。建物の南側、風は吹き抜けるが、冬でもほぼ1日中陽のさす場所だ。
18リットルの土に一本だけ植えているので、水やりは頻繁には行わない。土の乾燥具合を見て灌水するようにしている。

この日、水を持ってプランターに近づき、2メートル手前でバッタを確認、急停止した。

そろっとiPhoneをとりに戻り、撮影したのが下の画像だ。

ブラックベリーのプランターに産卵中のトノサマバッタ
乾いた土に産卵中:20201109撮影

トノサマバッタだ。

このバッタは良い撮影モデルになってくれるツチイナゴと違い、人が近づくといつも高く飛翔して逃げてしまう。

今回近くからの撮影を許したのは、産卵中でそれどころではなかったためだ。

トノサマバッタがプランターに産卵中
お腹を土に差し込んでいる:20201109撮影

ブラックベリーを植えてからまだ10日ほどしか経っていないため土が柔らかく、また乾燥具合が産卵に適していたのかもしれない。

上の画像から25分後のトノサマバッタ。さらに深くお腹を土に差し込んでいる。

プランターに産卵中のトノサマバッタ
お腹がさらに深く埋まっている:20201109撮影

最初の写真から43分後の写真には、まだトノサマバッタが写っていた。1時間後にはいなくなっていた。

それから数時間待って、バッタがいた場所を避けて水やりしたが、周囲の土からじんわり水分が卵のある場所まで到達したと思う。大丈夫かな。

バッタの種類が増えている

初年度はツチイナゴしか見なかった庭である。年々、遭遇するバッタが増えている。

人間側の昆虫探索能力が高まっただけかもしれないけれど、少なくとも去年までは、足元からトノサマバッタが飛び立つことはなかった。

薔薇の枝のトノサマバッタ
フェイジョアと薔薇の枝が混じり合う場所で:20201029撮影

来春の、トノサマバッタの誕生を見逃さないようにしなければ。