年末からゼラニウムの温室に滞在しているオオカマキリが卵を産んだ。小さなおそらく最後の卵嚢だ。庭のあちこちではツチイナゴが越冬中。
越冬ツチイナゴの面々
後足を一本無くしたツチイナゴは相変わらずウッドデッキの屋根で頑張っている。他のツチイナゴたちの今年の越冬場所も記録しておく。居場所が把握できているのは4匹。
1匹目は西の庭の駐車場脇の柘植の木。このツチイナゴは、霜や冷たい風を密に重なる柘植の葉ににもぐってやり過ごしている。風のない暖かな日中にはひょっこり葉上に出てまどろんでいる。
2匹目は柘植とは駐車場を挟んで反対側にある一畳ほどの植栽の草むらにいる。このバッタの日光浴の定位置は、冬でもまだ花をつけているバラ(バーガンディアイスバーグ)の葉上。
3匹目はコンクリートの犬走りに置いているオリヅルランの鉢植えに潜む。オリヅルランは耐寒性が低いので昨年は冬囲いしたのだけれど、この小さな居住者がいるために動かせないでいる。今年は暖冬なので、ここで耐えてくれると信じたい。
最後の1匹は、東の庭のナチシダの葉上に時々出てくる。このシダも今年はわりかし綺麗な葉を保っている。昨年は確か地上部が枯れたはずだ。
2023年の秋に、ツチイナゴにバッタカビの犠牲者が出たこともあり、この冬の常連バッタは見られないかと思ったが、杞憂でよかった。
オオカマキリの産卵
ゼラニウムのビニール温室に連れ込まれて2024年を迎えたオオカマキリは、1月9日を最後にいなくなってしまった。
日差しが暖かい日には、温室内の温度が上がりすぎないように温室の前を開いておく。すると時には外に出ていることもあった。
下画像は1月9日の昼頃の様子。カマキリが温室のポールに逆さに取りついて、卵を産んでいた。
そして夕方、この温室のあるウッドデッキに面した道路に降りていた(あるいは落ちていた)カマキリを発見。車に轢かれてはいけないので、手につかまらせたのは良いけれど、このまま庭に運んで放すべきか迷った。結局、温室に戻したのだけれど。
そして、これがこのカマキリを見た最後の日になった。といっても、温室内で死んでいたわけではなく、ただ消えたのだ。
翌10日、いつものように温室を開いた後に、また外に出ていったらしい。下画像が彼女が残した最後の卵。小さな卵嚢だ。
彼女は温室内のゼラニウムについていた芋虫たちを食べて体力がついた途端に産卵して、また疲れてしまったに違いない。
余計なことをしてごめんよ。虫の一生に干渉すると、それが良かったのか悪かったのかわからなくて、いつも謝ることになる。
我が家にいる猫たちにも、同じように申し訳なく思う。ポツンと一軒家なら自由に外に出してあげられるのに、ごめんよ。
カマキリが残した卵は、温室内で季節外れに孵化してはいけないので取り出した。春までにウッドデッキのどこかにくっつけるつもりだ。
大きくなりきれない季節外れのジョロウグモ
枝垂れ梅で頑張っているジョロウグモは、最近獲物が取れないでいる。小さな羽虫は巣にかかるが小さすぎて彼女のご飯にはならない。その羽虫と比較して、彼女のサイズが小さいのが伝わるだろうか?
この枝垂れ梅が咲いたら、ハナアブやミツバチが巣の周りを飛び交うようになる。けれど、例年の開花はひと月後だ。
2年目のキャベツでモンシロチョウの幼虫がスクスク
この庭で今、元気なのはモンシロチョウの幼虫。下画像の散々な状態のキャベツは一昨年植えたもの。つまり多年草として我が家で生きているキャベツ。
昨年も幼虫たちに散々に齧られて、それでも春には花を咲かせた。暑い夏を野草に半ば埋もれるようにしてやり過ごして、今年は結球しそうだけれどやっぱり彼らに食べられてしまいそうだ。
でもキャベツにしてみると、人間による食害の方が被害が大きいわけで、芋虫に齧られても多年草として頑張れる。
陽光でキラキラ光る青虫たち。無事に蛹になれるかな?我が家をナワバリにしている2代目ジョウビタキに見つからないようにね。
工事予定の場所にオオカマキリの卵発見なのだ 庭の管工事のため植栽エリアをユンボで掘ることになり、白式部やコムラサキ、紫陽花アナベルを移植した。その際、ブロック塀にオオカマキリの卵嚢を見つけてしまった。急ぎ引っ越し作業であ …