蛹越冬/毛虫越冬どちらもあり?
リンゴの枝で大量発生したヤガの一種キバラケンモン。繭を作り蛹で越冬したものもあるが、一部は毛虫のまま春を迎えそうである。1月下旬に遅れて紅葉したリンゴの葉の上で、とても小さな終齢幼虫を見つけた。
毛虫の画像があります。苦手な方はご注意を。
1月下旬:小さいながらに終齢幼虫
赤く染まったリンゴの葉がはらりはらりと散り落ちて、毛虫たちもついにいなくなったかと思っていたら、数少なくなった葉っぱの上でとても小さな終齢幼虫が食事をしていた。
手のひらとの対比でその小ささが伝わるだろうか。
紅葉した葉は硬く食べにくそうだし、栄養も乏しそうだ。
葉が青々と美味しそうな季節に終齢幼虫となった仲間たちは、年末に蛹となり目覚める気配はない。
ウッドデッキの鉢植えベゴニアの葉の中の繭も、霜害で枯れた葉の中でなんとか持ちこたえているようだ。
2月リンゴの葉はすべて散り落ちた。
ミニミニ終齢幼虫も一緒に地面に落ちたかと、リンゴの足元を探っていると、地面にへばりつくように生えている野草の上に1匹発見。3センチ弱の幼虫である。
あのミニミニ幼虫の成長した姿かは不明。別の個体のような気がする。
これからまだ幾度か降霜の寒さがありそうだが、今年は雪を見ることはなく春が訪れそうな気配。
この庭のキバラケンモンは蛹越冬派と幼虫越冬派に分かれたようである。