10月、アシナガバチの結婚飛行が始まった
蔓草を一掃できないのはスズメガの幼虫たちのためでもあるが、もう1つ理由がある。
8月23日の草刈り中にアシナガバチの巣を見つけてしまったのだ。それも2つ。
鉢植えモッコウバラの巣と合わせて、3家族となり、10月になった今、結婚飛行が行われている。
足元の草薮からアシナガバチ
お盆も過ぎたこの日、地表30センチの高さに庭を多い尽くす蔓草を、ちょっとだけ刈ろうと思ったのだ。
この東の庭には蛇が来る。怖がりの私は長い柄のホーを使って申し訳程度に通路の草を削り取っていく。

そして、下画像の蔓草の塊にホーの先を突っ込んだら、3匹のアシナガバチが草の上にフワーっと出現。こちらは俊速でホーを草から抜いて後退り。すると彼らは吸い込まれるように草の中に戻っていった。いや、びっくりした。この日はこのまま退散。

後日、覗いてみると、いるいる、これはキアシナガバチかな?

どうやら、地表30センチほどに垂れたリンゴの枝に巣をかけているみたいだ。そこにアサガオやヘクソカズラやヤブマメが絡み付いて、草の屋根ができている。ここなら天敵のヒメスズメバチにも見つからない。雨風も凌げるし、暑い日差しも当たらない。巣を作るにはいい場所だ。
春にウッドデッキから追い払われた女王蜂のうちの1匹が、ここに居を構えたんだろうか。
私以外この場所に近づく人もいないので、一家が旅立つまで草を残しておくことにした。
地表から20センチのヤマトアシナガバチの巣
上のアシナガバチの巣を見つけた同じ日、東の庭から逃げ出した私は西の庭の草刈りをすることにした。
すると今度は、ラベンダーに隠れていたヤマトアシナガバチの巣を危うく壊しかけた。

こちらの巣の住人も、フワッと数匹が草の上に浮かんで、ひゅっと巣に戻った。
ホーをひっかけて引っ張ったせいで、ラベンダーの枝がめくれてしまい巣が丸見えだ。ヤマトアシナガバチは大人しいという図鑑の記述を思い出し、ホーの先でそっと枝を元の形に整えた。今度は蜂は出てこない。本当に大人しいんだな。
7月に観察していたヤマトアシナガバチの巣がダメになってしまったので、大きな家族との遭遇は嬉しい。

この場所は、以前コアシナガバチが巣をかけていたフェイジョアの足元。人が来ないところだから、こちらもこのままに。
モッコウバラ鉢植えのもう1つの巣
さて、こちらは6月に鉢植えモッコウバラで見つけた巣。猛暑続きのこの夏、ほぼ毎日この鉢植えに水やりしたけれど、一度も彼女たちに威嚇されたことはない。

最近、この一家がキアシナガバチなのかセグロアシナガバチなのか、わからなくなってきた。
下画像、引っ越してきたばかりの時に背中の紋を見てキアシナガバチと判断した。ただ、触角の下半分は黒くないし、黄色のくすんだ色合いだけを見るとセグロアシナガバチのようでもある。

9月下旬になって、白い顔のオスが現れた。触角の色や形がセグロアシナガバチっぽい。

背にキアシナガバチのような紋があるセグロアシナガバチっているのかな?

アシナガバチの結婚飛行が始まった
10月になって、ようやく秋の風情を帯び始めた庭をアシナガバチが群れ飛ぶようになった。新しい女王蜂を追いかけてオスが飛ぶ、結婚飛行と呼ばれるイベントとのこと。

2.5メートルほどのフェイジョアや、隣家のサザンカの樹上が結婚飛行のメイン会場で、暖かな午前中に幾度か見かけた。
秋空をぐるぐる飛び回る様子はダンスのようで、私は空を見上げてキョロキョロしてしまう。
電線や樹間にはジョロウグモが巣をかけている。浮かれて囚われないようにと、彼らに一言伝えられたらいいんだけど。



