カマキリの卵の補修&引っ越し、成功である

去年両面テープでウッドデッキの床束にくっつけておいた、オオカマキリの卵嚢から子カマキリが孵化した。2日遅れて椿の鉢植えに産み付けられていた卵嚢からも孵化。あっちもこっちも赤ちゃんカマキリなのだ。

発端はモフモフ毛虫

ウッドデッキに出していた青バケツに落っこちていた毛虫をレスキューした。それがこのモフモフした茶色い毛虫。

からのバケツに茶色い毛虫が落ちていた
モフモフ毛虫だ:20200512撮影

バケツから出したもののじっとして動かない。もしかして熱中症かなと心配しながらも、この虫の名前を探るべく(イモムシハンドブックで調べるのだ!)室内へ移動。数分後もう一度撮影に出た時には、すでにいなかった。

ベイビーカマキリがいた!

ウッドデッキの下に逃げたかと床下をのぞいたら、カマキリの赤ちゃんに遭遇。

バラ(バレリーナ)の葉の上のカマキリの幼虫
カマキリっ子発見!:20200512撮影

このバラ(バレリーナ)の近くに、昨年末両面テープでウッドデッキの束にくっつけたオオカマキリの卵があるのだ。

確認すると、赤ちゃんの抜け殻が卵嚢からぶら下がってる。(カマキリは孵化直後に脱皮するのだ。)

カマキリの卵の引っ越しは無事成功だ。

両面テープとボンドでくっつけたカマキリの卵にぶら下がった孵化直後の抜け殻
年末に引っ越しさせた卵から孵化成功:20200512撮影

遅れて孵化するものがいるかもしれないので(去年、ハラビロカマキリの赤ちゃんは3日にわたって孵化した)、1週間後に卵嚢撤去の予定である。

この時ついでに、蜘蛛の卵と思われるものを発見。

ウッドデッキの床下に産み付けられた雫型の卵
おそらくナガコガネグモの卵じゃないかな:20200512撮影

こちらはまだ孵化してないのかな?

カマキリをバラのガーディアンに

オオカマキリの卵嚢はあと2つあって、そのうちブルーベリーにあった卵は何かに食べられたのかなくなってしまった。
もう一つ、卵嚢付きの椿の鉢植えは、冬の間、朝日が当たる東側のウッドデッキに置いていた。

こちらの孵化も近いとみて、産卵時に椿がもともとあった西の庭に移動させることにした。場所は名無しの白薔薇の株元をチョイス。

バラの株元に置いた、カマキリの卵付きの椿の鉢植え
名無しの白薔薇の根元に置いてみた:20200512撮影

その2日後に孵化である。

下画像、よく見ると卵嚢からぶら下がっている抜け殻の中に、まだ脱皮していない孵化直後のベイビーもいる。

椿の鉢植えについた卵から孵化したばかりのオオカマキリの幼虫
孵化直後に遭遇:20200514撮影

見つけた時には、ウジャウジャと塊になっていた子カマキリたち。iPhoneの連写撮影による一秒後の写真では、すでに多くが葉裏に隠れている。赤ちゃんながら逃げ足は早い。

危険を感じて素早く隠れる生まれたばかりのカマキリの幼虫
上の写真の一秒後、素早い動き:20200514撮影

夕方見ると、椿に姿はなく、少し茶色くなった数匹が名無しの白薔薇の葉にいた。

バラの葉の上のカマキリの幼虫
体の色が茶色味を帯びた:20200514撮影

東の庭のカマキリはというと、こちらも数匹、バレリーナの上にて発見。

バラ(バレリーナ)の花びらの上のカマキリの幼虫
アブラムシを食べてくれるかな:20200514撮影

希望としては、このままバラに常駐してもらいたいのだ。

5月30日追記:オオカマキリの卵嚢の断面

ウッドデッキ床下の束に両面テープでくっつけていたオオカマキリの卵嚢を撤去した。孵化から半月以上経過した卵だ。

卵嚢を二つにカットして断面をみると、中央にぎっしりと細長い鞘がが詰まっている。この中で1匹1匹の赤ちゃんカマキリが育ったのだ。

孵化後のオオカマキリの卵嚢を半分にカット
細長いカプセルが詰まっている:20200530撮影

卵嚢の外側の部分はシャワシャワして脆い。けれど卵が集まる中央部分はがっしりと硬かった。