フェイジョアの人工授粉とマルハナバチ
2017年に苗を購入し一旦鉢植えにしたのち、18年3月に地植えしたフェイジョアのクーリッジとアポロ。今年2020年、やっと揃って満開を迎えた。
冬越しの葉はまばらなフェイジョア
左がアポロ、右がクーリッジ。冬の間にパラパラと葉を落とすのは例年のことで、春を迎えた時に葉の色が黄色がかっていることもある。
冬が来る前に、腐葉土を株元に敷き詰めている。
クーリッジ、アポロ双方に沢山の花芽
5月になり、新芽が出るとすぐに花芽も現れる。
フェイジョアの蕾の形はボクシングのグローブみたいでコロンと可愛い。去年3つしか開花しなかったアポロも、今年初めてクーリッジに負けないくらい沢山の花芽をつけた。
5月26日クーリッジ開花、翌日アポロ開花。今年は二つのフェイジョアの足並みが揃った。
クーリッジとアポロの相互を人工授粉
フェイジョアの花期と日本の梅雨が重なるので、人工授粉が確実とか。それぞれの花を1つ犠牲にしてお互いの花に花粉をつけていく。その日開いた花の若い花粉が良いそうだ。
まだ蕾のものもある。花開くごとに受粉させなければ。
受粉の頼もしい助っ人マルハナバチ参上
人工授粉が推奨される理由の一つに、虫による受粉が期待できないことがあるという。朝、受粉作業をしていたら、ブンブンブンと黄色いお尻をした毛むくじゃらの丸い虫がフェイジョアめがけてやってきた。
人がいてもお構いなしにフェイジョアの花に顔を突っ込んでいく。身軽に次々と花を訪れていく様子に、人工授粉しなくても良い気がしてきた。
フェイジョアの花びらに群がる蟻たち
フェイジョアの花を訪れる虫は他にもいて、最近蟻が花びらの美味しさに気づいたようだ。
フェイジョアの柔らかく肉厚な花びらはほんのり甘いのだ。