我が家のツチイナゴ:特徴と見分け方
ツチイナゴ /Patanga Japonica
体長:♂5センチ、♀6センチぐらい。本州、四国、九州、対馬、南西諸島
複眼から涙を流しているような特徴的な模様で識別している。全身に細かい毛がある。
幼虫の体色は緑、黄緑、オレンジ色。黒い斑点が全身に散らばる。
成虫は黄褐色、茶色、オレンジ色。背の中央に黄色っぽい太いラインが真っ直ぐに伸びる。
春に交尾し、初夏に孵化、秋に成虫になり、冬は草叢に潜んで成虫で越冬している。この庭ではほぼ一年中庭にいる常連昆虫だ。
冬でも天気の良い日には日光浴に姿を現すツチイナゴは、人が近づいても動じないバッタで、近接撮影も許容してくれるありがたい被写体。
幼虫、成虫、食事、交尾、羽化、バッタカビによる死、と様々な場面に立ち会うが、産卵と孵化シーンには巡り合えていない。
この庭ではブラックベリーの葉、バラの花、ロシアンオリーブの実と花、ルリマツリの葉を食べているところを撮影した。柔らかなものが好みのようだ。
個人的に、成虫ツチイナゴ の前胸背板(首の周りのカラーみたいな部分)の紋様は、庭で見たバッタの中で一番カッコいいと思っている。
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