ヒムロッドシードレス、スズメガの幼稚園になる
去年も見かけた茶色の大きな芋虫。8月半ばにしてまだまだ成長している葡萄:ヒムロッドシードレスのつるを誘引中に4匹確認。食欲旺盛なスズメガ(コスズメ)の幼虫だ。
大きな芋虫の画像あり。苦手な方はご注意を!
コスズメっ子はブドウの葉っぱが大好きなのだ
台風一過、寄せていた植木鉢等の移動を終えて、お盆前に見かけた大きな芋虫がどうなったか気になった。
8月11日撮影の下の画像、レールを走る列車のようにズドンと太い茶色い芋虫、蛾のコスズメの終齢幼虫だ。黄色い大きな目玉で脅しをかけているが、旺盛な食欲だけが困り者の人間には無害な幼虫である。
コスズメは去年も鉢植えしていたブドウ「安芸クイーン」に現れた。葡萄の葉っぱLoveの芋虫なのだ。
コスズメの終齢幼虫を4匹確認
8月中旬にしてまだ伸び続けているヒムロッドシードレスのつるを誘引しながらカウントすると大小取り混ぜて4匹を確認した。
サイズ感から察するに、盆前に見つけた個体はいないようだ。すでに蛹になったか。
4匹の中で一番大きな下の画像の芋虫。数日をおかず地中に潜るだろう。
下は若干小柄な個体。まだまだ食べないと大人になれない。
脱皮直後の幼虫
翌日、とても小柄な幼虫を発見。足元にモジャモジャあるのはなんだ?とよく見ると幼虫のお尻にあるのとそっくりのピンとした尾っぽがある。抜け殻だ。脱ぎ終わって休憩しているところかな。
顔をアップで撮影させてもらった。まだ色素が定着していないようで丸みのある顔がゼリーのように柔らかそうだ。
コスズメの幼虫に食べ残しなし。
彼らの食べ方はとても几帳面で、一枚の葉を綺麗に食べ尽くしてから別の葉っぱに取り掛かる。
コガネムシは摘み食い派
このブドウにはコガネムシもよく食事にやってくる。羽があって自由に移動できる彼らはあちらこちらの葉をかじる。それに葉脈は残すポリシーらしい。
用心棒のカエル
ヒムロッドでニホンアマガエルを見かけることも多いけれれど、彼らよりも体の大きな芋虫には手を出さないのかもしれない。
それに、下画像のカエルはとても小柄。今年生まれかな?
食害なんのその。2回目の花穂を付けたヒムロッドシードレス
すこぶる樹勢の強いこのブドウ。食べられつつも新しい枝を増殖中。なんとニョキっと伸ばした新しいつるに再び花穂を付けていた。
食欲旺盛なコスズメの子供達を持て余してはいるが、食害されている当のヒムロッドは枯れ込みはしないだろうと楽観視。このブドウの枝で養ってみるつもりだ。
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