果実を食べて12センチ超えのボディに成長

水耕栽培中のミニトマトに住み着いたスズメガ(クロメンガタスズメ)の幼虫は、成長するにつれ幼齢時には食べなかったミニトマトの果実もかじり始めた。

大きな芋虫の画像があります。苦手な方はご注意を。

以前は下画像にあるようにヘタだけを食べていた幼虫である。

クロメンガタスズメ幼虫にヘタをかじられたミニトマト
ヘタだけ:20200705撮影

成長とともに好みも変わる?

てっきり果実は食べないものと思っていたら、緑色から茶色に色彩を変化させた後、体の色とともに好みも変わったのか果実をモリモリ食べ始めた。

ミニトマトの実を食べる大きな芋虫(クロメンガタスズメ)
大食漢の芋虫なのだ:20200716撮影

大きくなって、果実をかじり取る顎の力がついたのかもしれない。食べてみたら、ヘタよりこっちが美味しかったか。

ウンチも巨大化

ご飯を食べれば、ウンチも出る。
食べる量の増大とともにお尻からポロポロ出てくるフンも増量。粒が大きくなり、個数も増えた。おかげで掃除が大変だ。

大きな芋虫(クロメンガタスズメ)のフン
ウンチも巨大化:20200712撮影

最後の生き残り、成虫になれるか?

同じく水耕栽培のナスと別のミニトマトに住んでいた兄弟芋虫2匹は、コアシナガバチに食べられた。

ミニトマトの実をかじるクロメンガタスズメの幼虫
ミニトマトに頰寄せて:20200716撮影

生き残ったこの一匹、体長12センチを超え、そろそろ蛹になる時期だと思うが、このトマトは水耕栽培。一番近い地面から4メートル離れているのだ。

12センチを超えるクロメンガタスズメの幼虫
ミニトマトを食べてすくすく成長:20200717撮影

そして、上の写真を撮った翌日、クロメンガタスズメはいなくなってしまった。

最後にいたと思われる場所が下の画像。初めて熟した赤い実に口をつけていた。茎につかまったまま、口が届く範囲で食べたらしい。

クロメンガタスズメの幼虫がかじったミニトマト
がっつり食べて姿を消した:20200718撮影

アシナガバチに食べられた残骸も見当たらない。無事、地面まで這っていったと思いたい。