蛍光黄色型は4年ぶり
クロメンガタスズメは10センチを優に超える大きな芋虫だ。その体表色にはバリエーションがある。今年は久しぶりに黄色の幼虫が現れた。
よりによって水耕栽培のミニトマトに出現
我が家にはクロメンガタスズメの食草が数種ある。今までに彼らにかじられたものは、コムラサキにデュランタにノウゼンカズラに紫蘇。そしてトマト。今年は水耕栽培中のミニトマトに出現だ。できれば、地植えの植物に産卵してほしかった。
フンがパラパラ落ちていたので、どこかに何かがいるとは思っていたのだが、黄色トマトやメロンの黄花に紛れて見逃していたらしく、気づいた時には6センチほどの大きさ。
毎年この芋虫に遭遇しているが、ここ数年茶色型ばかりで一度だけ緑型に出会った。この黄色タイプは実に4年ぶり。実は最初に出会ったクロメンガタが黄色で強烈に印象に残っていた。初めて見た超大型芋虫だったのだ。
この芋虫、食べることに熱心で、枝を揺すったりボディタッチしない限り至近距離での撮影OK。一枚の葉を端からきれいに齧り尽くす様子は見ていて気持ち良い食べっぷり。
食欲はすこぶる旺盛。
下画像の手前に写っているトマト葉はあらかた食い尽くされている。
さらなる食糧を求めてモグモグしながら移動し、画像上方に移動した。離れてみると、メロンの花色が良いカモフラージュになっている。
よく食べるので、よく出す。下画像は一夜で製造されたウンチ。1匹の、だ。
新鮮なトマト葉を大量に食べて、連続製造されたウンチ。新しいものは緑色に輝いている。
フンは乾燥が進むにつれ鮮やかさが失せて小さくしぼんでいく。こうやってみるときれいなもんだ。
この個体の場合、素材はトマト葉のみだし、ウンチをクンクンしたらトマトの香りがするのかな。
そういえば、昆虫のフン茶というのが売られていた。珍奇なものではなく、伝統と歴史のあるお茶だ。体に良いらしい。
3日で2センチUP、10センチでいなくなった。
このクロメンガタ、6月26日発見時は6センチ、7月2日には8センチ、7月5日には10センチとスクスク成長。
以前、同じように水耕栽培ミニトマトで育った個体は、10センチを超えたあたりからトマトの葉だけでなく実をかじり始めた。そろそろ果実に口をつけるか?と思っていたら、翌日姿が消えていた。
ちゃんと地面にたどり着いたかな?蛹になれたかな?
果実を食べて12センチ超えのボディに成長 水耕栽培中のミニトマトに住み着いたスズメガ(クロメンガタスズメ)の幼虫は、成長するにつれ幼齢時には食べなかったミニトマトの果実もかじり始めた。 大きな芋虫の画像があります。苦手な …
ふっくらお腹も愛らしく、ドクロ面は麗しく 2016年に越してきて毎年この庭にクロメンガタスズメの幼虫が現れるけれど、成虫は3年前に羽化途中の個体を一度見かけただけ。今回初めて羽化の完了した成虫クロメンガタスズメに出会えた …