6月24日:ヤマトシジミが死んでしまった
6月1日から飼育ケース住まいしていた羽化不全のヤマトシジミである。出会った日に羽化したとして、蝶になって24日間生きた。
蝶(成虫)になったら2週間しか生きないと思っていた
同じように羽化に失敗して先に飼育ケースに住んでいたモンシロチョウは2週間生きた。なのでヤマトシジミも同じくらいで死んでしまうと覚悟していたのだ。
朝「生きてるかな〜?」とケースを覗き、昨日の花に取り付いてすでに朝食中だったり、床の上でしゃんと羽を起こしていると「おおっ頑張ってる!」と、摘んできた新しい花を入れるのだ。
蜂蜜水しか飲まなかったモンシロチョウと違い、自分のペースで花から吸蜜するのが良かったのか、産卵に体力を消耗しなかったことが長寿につながったか。このシジミチョウはメスなのだ。
食欲だけは最後まで
20日過ぎあたりから、活動が若干鈍ってきたヤマトシジミ。花瓶を歩いて登るのが難しくなったと判断。
ペットボトルのキャップに花だけを集めてケースの床に置くようになった。新しい花が来るとそわそわするのは初日と変わらない。
さらに歩みがヨロヨロしたものになり、キャップに活けた花までよじ登るのに足がかりが必要になってきた。そこで畳んだキッチンペーパーに切り込みを入れその中にキャップをセットすることに。
こうするとなんとか自力で花にたどりつけるのだ。
お日様とカタバミと
24日朝、ケースの床にじっとしていたが、指を差し出すといつものようにトコトコ登ってくる。そのままカタバミの花の上に下ろすと活発に動き始めた。
この日は風のない梅雨間の晴天。カタバミ大盛りキャップの上で、ゴキゲンなヤマトシジミをケースから連れ出し、2度目の記念撮影である。
そして、この日の夕方、新しい花盛キャップを手にケースを覗くと、床に横になって死んでいた。
蝶たちがいなくなった飼育ケース
羽化に失敗したクシャクシャ翅の蝶を見つけて始まった、モンシロチョウとヤマトシジミの飼育は1ヶ月で終わり、残った飼育ケースを見ると少し寂しい。
モンシロチョウの体は、おそらく幼虫時代に過ごしたであろう東の庭の蕾菜のあった場所に、シジミチョウは見つけた場所に近い西の庭のカタバミの茂みの中に置いた。すぐに蟻たちが見つけただろう。
一心に蜜を吸う!ひたむきな蝶たち
勝手な思い入れだが、我が家にとって特別な2匹の蝶である。
与えられた環境で生き抜いたのだ。
羽化不全のモンシロチョウを保護してしまった 早朝ウッドデッキの上でモンシロチョウと遭遇。羽ばたきながらも飛べずに足元を転がる蝶。翅がくしゃくしゃなのだ。外ケージにいる猫たちは手がとどくところまで転がってこないかと期待を持 …
翅がクシャクシャのヤマトシジミに出会ってしまった 5月25日から飼育ケースの中で過ごしている羽化不全のモンシロチョウに仲間ができた。6月1日に飛べないヤマトシジミを見つけてしまったのだ。 1日1回、蜂蜜水を食べてます 庭 …
成虫になって2週間生きた、翅がクシャクシャのモンシロチョウ 2週間前、5月25日に飼育を開始したモンシロチョウと、1週間前の6月1日にやってきたヤマトシジミは、ともに羽化に失敗した蝶だ。モンシロチョウは蜂蜜水、ヤマトシジ …
カタバミ大好きヤマトシジミ 6月1日から飼育ケースの中にいる羽化不全のヤマトシジミ。シロツメクサ中心の食事で13日目を迎えた。同じく羽化に失敗したモンシロチョウは2週間生きて力尽き、ヤマトシジミの寿命も成虫になってから2 …
天気が悪いとカタバミの花が咲かない 6月1日に保護した羽化不全のヤマトシジミの飼育が20日目を迎えた。毎朝、近所に蝶のご飯用の花を摘みに行くのが日課の1つとなり、カタバミとシロツメクサとヒメジョオンが定番のメニューだ。3 …