翅がクシャクシャのヤマトシジミに出会ってしまった
5月25日から飼育ケースの中で過ごしている羽化不全のモンシロチョウに仲間ができた。6月1日に飛べないヤマトシジミを見つけてしまったのだ。
モンシロチョウは1日1回、蜂蜜水を食べてます
庭で摘んだ花を小さな花瓶にさして飼育ケースに入れているが、吸蜜しているところを見たことがない。花はもっぱら休憩場所として使用されている様子。

朝と夕に蜂蜜を水で溶いたものをペットボトルの蓋に入れて提供している。ただ、食事するのは1日1回だ。朝のこともあるし夕方の時もある。

飼育ケースの蓋を取り手を差し出すと、逃げるためか上へ上へと移動を始める。人間の手だったり、花瓶の花だったり、上の写真の時はケースの壁を伝って上へ上へと。
その時々の蝶の進路上にキャップを差し出し、その縁にとまってもらう。
キャップに取り付いた途端にシュルルと口吻を蜂蜜水に伸ばし入れる。最初はじっと吸っていて、飲み終える頃になるとストローのような口吻が蜂蜜水の中を探るような不思議な動きをする。
飲み終えるとクルルと口吻を巻き込んで、再び上へ上へとトコトコ。たいていキャップを持っている人間の指を伝い登るので、花の下に手を潜らせてそちらに移ってもらう。

ご飯の後は花にぶら下がっていることが多い。楽な姿勢なのかな。

コンクリートの上で転げ回っていたヤマトシジミ
夕方、西の庭でモンシロチョウのケースに入れる花を摘んでいる最中にヤマトシジミに遭遇。モンシロチョウほどではないが、やはり翅が伸びきっていない。

飼育ケースもあることだし、1匹も2匹も同じ手間だと思って、花にのせて連れて帰った。

スカビオサの花びらに並んでぶら下がって、こちらを見上げている2匹である。

シジミチョウは花から吸蜜してます
シジミチョウにも蜂蜜水を与えようとしたのだが、飲まない。
だが、ヒメジョオンの花にとまらせたところ、シュルッと口吻を伸ばした。

キツネノマゴ、カタバミ、シロツメクサの蜜を吸うと本にあったので、庭からカタバミを調達。
カタバミの上に置いた途端、食事を開始した。

カタバミはあちらこちらにまだ生えているし、近所にシロツメクサもあった気がする。なんとかなりそうだ。
飼育ケースはウッドデッキに配置
朝方だけオーニング越しに陽が当たる、明るい日陰にケースを置いている。日中は通気が良いように上部を開けている。
一度モンシロチョウがケースからこぼれ出て、ウッドデッキの隅の方に移動していた。見つけた時にチョウの近くにいたのが、下のハエトリグモ。

危機一髪モンシロチョウを拾い上げてケースに戻した。
その後、獲物を取り上げられた蜘蛛を撮影。
チャスジハエトリグモのオスだと思うのだが、確信はない。
余談だが、今年、虫に関する本を初めて買った。

クモハンドブックにも手を伸ばしてしまいそうだ。
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