降霜に耐え、リンゴの落葉前に終齢幼虫まで成長
11月上旬にリンゴの木に出現した蛾の幼齢幼虫たち。わずかに残るリンゴの葉をかじりながら、いく匹かは終齢に達した。
冬の常連のツチイナゴの成虫が死に絶えたこの庭で、観察できる昆虫はこのキバラケンモンだけになっている。
積雪こそないものの、霜は降りるし、ジョロの中の水が凍るほどには気温が下がる。
乏しくなったリンゴの葉にしがみついて、少しずつ数を減らしながらも頑張っている毛虫たちである。
夜の寒さは葉裏で耐えしのぶ
早朝は葉の裏に廻り込んで縮こまっているキバラケンモン。陽が高くなると葉表に出てくる。
リンゴの葉があるのは枝先だけになり、取り付いた枝の葉が尽きると、枝から枝を渡り歩いて暮らしていた。
1月下旬になると白い腹毛がモフモフの終齢にまで成長。
上画像では比較的状態の良い葉の上にいるが、この時点で木全体に数えるほどしか葉は残っていない。
2月を前に姿を消した幼虫たち
そして日に日にリンゴの葉がなくなり、幼虫たちの数も減っていった。
最後にみたキバラケンモンはリンゴの株元のホトケノザを歩いていた。落葉する葉とともに落ちたのか、繭を作るために自ら降りたのかわからない。後者だと嬉しい。
この翌日、リンゴの木全体をくまなくチェックしたが姿はなかった。
リンゴの葉も縮れた枯れ葉がわずかに残るのみ、食料も尽きている。これでようやく剪定ができるわけだが、彼らの繭がどこにあるかわからない。踏んづけたりしないように注意せねば。
昆虫の気配を探す
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春を待つ庭なのだ。
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