羽化不全のモンシロチョウを保護してしまった
早朝ウッドデッキの上でモンシロチョウと遭遇。羽ばたきながらも飛べずに足元を転がる蝶。翅がくしゃくしゃなのだ。外ケージにいる猫たちは手がとどくところまで転がってこないかと期待を持って注視している。
踏んづけそうなのでとりあえず、目に入った植木鉢の小さな椿の葉っぱに避難させた。
避難先の椿にはカマキリっ子の先客がいた
体を支えるものが見つかって、落ち着いたのかじっと動かなくなったモンシロチョウ(だと思う)。この時はこれから羽が伸びるのかなと思っていた。
蝶を椿に置いた直後、この近くでオオカマキリの幼虫が孵化したばかりだったことを思い出し、カマキリ探査モードで周囲をチェックすると、やはり赤ちゃんカマキリが住んでいた。
慌てて、水耕栽培中のナスの葉の上に移動願った。
夕方、猫たちがニホンカナヘビを発見
洗濯物を取り込もうとウッドデッキに出ると、猫たちも外ケージに出てきた。
いつもは、ソックスを筆頭に「猫草をとってこいコール」が始まるはずが、今回なぜか人間のことなど眼中になく、一点を見つめている。
猫たちの視線の先には、ナスの上のモンシロチョウ・・・ではなく、モンシロチョウを狙っているニホンカナヘビが。
再び慌てて、ナスごと抱えて移動である。
モンシロチョウ、羽化不全確定
夕方になってもモンシロチョウの翅は折りたたまれたまま、羽化に失敗したのだ。
なんだか途方に暮れているように、モンシロチョウの触角も下がっている。
この蝶の一生に軽い気持ちで関わってしまったことに思い至り、せめてご飯と住むところを提供すべく虫かごを買ってくることにした。
不要不急かもしれないけれど、虫かご調達のためダイソーへ
ダイソーには100円の虫かごもあったが、500円の大型飼育箱を奮発。蝶の足がかりになる花を入れたいのだ。
ご飯は蜂蜜を水で溶いたものをペットボトルのキャップに入れて提供。つい写真を取り損なったが、キャップの縁に止まらせた途端、口吻を伸ばして飲み始めた。食事時間は1分ほどだったか。
足を滑らせて水に落ちないように、口の小さな花瓶に花を挿して虫かごの中にセット。足がかりになるようにキッチンペーパーを巻きつけた。
チョイスした花は、オルレア、パンジー、ハニーサックル、ペチュニア。好みの花があるかな。
猫たちの好奇心は厄介だし、夜は暗い方が蝶にとって自然だろうとウッドデッキに虫かごを置いた。
ペチュニアの器で蜂蜜水の朝食
夜食になるかなと、ペチュニアの花に蜂蜜水を入れておいた。朝になってペチュニアの花に止まらせると、すぐに朝ごはん開始。
この時の食事時間は30秒くらいだったか。
その後、ハニーサックルをよじ登ったが、下の蜂蜜水に落ちると悲惨なことになりそうだ。
新たに、蕾菜、ブルーデージー、スカビオサの花を入れてそちらに移ってもらった。
この蝶、おそらく我が家産
この庭には5株の蕾菜があって、人と青虫がともに食料とした。開いた葉っぱは青虫のもの。硬い蕾は人間のものというわけだ。
下、4月の蕾菜にはスジグロチョウがやってきている。
このどれかの穴を作った青虫の中の1匹が、最後の最後で羽化に失敗してしまったか。
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