天気が悪いとカタバミの花が咲かない
6月1日に保護した羽化不全のヤマトシジミの飼育が20日目を迎えた。毎朝、近所に蝶のご飯用の花を摘みに行くのが日課の1つとなり、カタバミとシロツメクサとヒメジョオンが定番のメニューだ。
3種どれからも吸蜜するが、カタバミが一番の好物らしい。
ヤマトシジミの飼育ケースにセットしているもの
ヤマトシジミの家はダイソーの500円飼育ケース。底にキッチンペーパーを敷いている。小花を活けたブーケが大抵3つか4つ入っていて、そのうち2つはその日摘んだ花だ。
羽化不全のモンシロチョウの飼育の時にも書いたが、羽を開くことができなかった彼らは飛べない。だから歩いて花に辿り着けるように花瓶の周りにもキッチンペーパーを巻きつけている。
小口の花瓶を使うか、広口の場合は花をぎっちり隙間のないように詰めて、蝶が水中に転落しないようにしている。
水は最初、ペットボトルのキャップに普通に入れていたけれど、一度シジミチョウが溺れかけ、今は湿らせたキッチンペーパーを小山のように盛り上げている。
梅雨に入りカタバミなしの食事
シジミチョウはカタバミが大好き。けれど九州も梅雨入りし、天気が悪いと、カタバミの花が咲かない。
なんとかカタバミの花を提供できないかと、ちょっと日差しが出た時に花瓶を陽光の中においてみたが、短時間の日照で咲くわけはなく、別のシジミチョウが産卵にやってきてしまった。
人工照明では?とチャレンンジするも、蛍光灯の光量では蕾が緩んだ感じはするものの、開花しなかった。
ちょっと弱ってきた20日目のヤマトシジミ
20日、待ちに待った晴れの日、カタバミの花をごっそり摘んで大盛りブーケをヤマトシジミに持って行く。
羽化して3週間目が近づくヤマトシジミ。ケージの底にパタッと横になっていた。寿命が尽きたか?とちょいっと触ると体を起こしたが。
それでもカタバミの花に止まらせると、一心不乱に吸蜜開始。頑張っている。
次から次へと渡り歩いて吸って行く。
この後、写っているほとんどすべての花から蜜を吸った。
右に飛び出している花にもたどり着いていた。すごいぞ!
毎朝、ヤマトシジミは生きているかな?と気にしつつ、新しいご飯を用意して、それから会いに行くようにしている。なんとなくそうしたいのだ。
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