カタバミの黄色い花から蜜を吸う翅がクシャクシャのヤマトシジミ

ヤマトシジミの朝食:蝶(成虫)飼育記録5

天気が悪いとカタバミの花が咲かない

6月1日に保護した羽化不全のヤマトシジミの飼育が20日目を迎えた。毎朝、近所に蝶のご飯用の花を摘みに行くのが日課の1つとなり、カタバミとシロツメクサとヒメジョオンが定番のメニューだ。
3種どれからも吸蜜するが、カタバミが一番の好物らしい。

ヤマトシジミの飼育ケースにセットしているもの

ヤマトシジミの家はダイソーの500円飼育ケース。底にキッチンペーパーを敷いている。小花を活けたブーケが大抵3つか4つ入っていて、そのうち2つはその日摘んだ花だ。

ヤマトシジミの飼育ケースの中の小花のブーケ
可能な限り毎日新鮮な花を調達:20200615撮影

羽化不全のモンシロチョウの飼育の時にも書いたが、羽を開くことができなかった彼らは飛べない。だから歩いて花に辿り着けるように花瓶の周りにもキッチンペーパーを巻きつけている。

小口の花瓶を使うか、広口の場合は花をぎっちり隙間のないように詰めて、蝶が水中に転落しないようにしている。

水は最初、ペットボトルのキャップに普通に入れていたけれど、一度シジミチョウが溺れかけ、今は湿らせたキッチンペーパーを小山のように盛り上げている。

ペットボトルのキャップから水を吸うヤマトシジミ
水も飲むみたいだ:20200615撮影

梅雨に入りカタバミなしの食事

シジミチョウはカタバミが大好き。けれど九州も梅雨入りし、天気が悪いと、カタバミの花が咲かない。

ヒメジョオンの蜜を吸うヤマトシジミ
カタバミなしのご飯:20200619撮影

なんとかカタバミの花を提供できないかと、ちょっと日差しが出た時に花瓶を陽光の中においてみたが、短時間の日照で咲くわけはなく、別のシジミチョウが産卵にやってきてしまった。

花瓶に挿したカタバミに産卵しているヤマトシジミ
摘んだカタバミに卵を産み付けてしまった:20200615撮影

人工照明では?とチャレンンジするも、蛍光灯の光量では蕾が緩んだ感じはするものの、開花しなかった。

カタバミの花に蛍光灯の光をあてる
やっぱり咲かなかった:20200619撮影

ちょっと弱ってきた20日目のヤマトシジミ

20日、待ちに待った晴れの日、カタバミの花をごっそり摘んで大盛りブーケをヤマトシジミに持って行く。

羽化して3週間目が近づくヤマトシジミ。ケージの底にパタッと横になっていた。寿命が尽きたか?とちょいっと触ると体を起こしたが。

それでもカタバミの花に止まらせると、一心不乱に吸蜜開始。頑張っている。

ケースの中でカタバミの蜜を吸うヤマトシジミ
保護してから20日目の朝食:20200620撮影

次から次へと渡り歩いて吸って行く。

カタバミの黄色い花から蜜を吸う翅がクシャクシャのヤマトシジミ
花から花へと歩いて渡る:20200620撮影

この後、写っているほとんどすべての花から蜜を吸った。
右に飛び出している花にもたどり着いていた。すごいぞ!

毎朝、ヤマトシジミは生きているかな?と気になりつつ、新しいご飯を用意して、それから会いに行くようにしている。なんとなくそうしたいのだ。