葡萄の食べどきは虫たちが教えてくれた
栽培開始から4年目を迎えた無肥料・無農薬のヒムロッドシードレスである。大食漢の芋虫(コスズメの幼虫)やコガネムシにあちこちかじられながらも、50ほどの花房が徐々に充実。いつ収穫すべきか迷っていたら、昆虫たちが教えてくれた。
落下した葡萄の粒にアリが群がる
ウッドデッキの床に葡萄の粒が転がっていた。割れた実にクロアリが集まっている。つまり、甘くなったということだ。それに脱粒=完熟ではなかろうか。

どのフサから落ちたのかと目をあげると、ヒメジャノメのカップルがいた。傷のある粒にやって来たようだ。

虫たちに遅れを取らぬよう、収穫開始である。
去年より粒の大きさがアップ
房を切り詰める房づくりや、粒を減らす摘粒なしの房はちょっと不恰好。しなびたものや大きくなりきれなかった粒もちらほら。この房は156グラム。

流水で洗うと、粒がバラバラに取れてしまった。
ジベレリン処理は今年もしていないが、去年の粒より大きくなった。昨年はブルーベリーサイズだったのだ。

皮ごと食べると酸味が際立ち、中身だけだととても甘い。
一房380グラム
ご近所さんへのおすそ分けに、充実した房を収穫。こちらは380グラム。なかなかの大きさだ。

房の重さも形もまちまち。花ぶるいで隙間の空いた房もあれば、房自体が最初からこじんまりしていたものもある。
グリーンカーテンとして植えた葡萄から、こんなに収穫できるとは。嬉しい驚きである。
無肥料・ジベレリン処理なしで栽培中の葡萄ヒムロッドシードレス 去年はブルーベリーサイズだったヒムロッドシードレスの果実、今年は大きい粒で2センチ大に成長した。無肥料・放任(摘粒、摘房、ジベレリン処理もなし)の栽培である。 …