3年目にしてコスズメ成虫にやっと出会えた
葡萄栽培を始めてから毎年やってくる大きな芋虫、コスズメ。去年は軽く10匹を超える終齢幼虫を養ったものの、成虫には会えないままだった。今年は寄生蜂の繭を背負った幼虫が多く、期待薄だったのだ。
芋虫の画像があります。苦手な方はご注意を
今年のコズスメは緑と茶の2グループ
最初に現れたグループはほとんどが緑色の芋虫。茶色の芋虫は少し遅れて出現した。
去年は茶色の幼虫だけで、ほとんどが大きな終齢幼虫にまで育ち、おそらくほとんどが土中に潜り蛹になったはずだ。
緑色の芋虫は寄生されやすい?
緑色のコスズメ幼虫が出現したのは今年が初めて。そして寄生蜂に卵を産み付けられたコスズメも初めて見た。
6月29日に見つけた幼虫はまだとても小さい。お腹に寄生蜂が孵化したと思われる傷がある。そして傷のすぐ上には緑色の繭がくっついていた。
このスズメガの幼虫は、発見した時から姿を消すまで、ずっと同じ葉の裏にしがみついているだけ。食事をとることなく痩せていった。
下の画像では、カプセルの蓋が開いている。寄生蜂はすでに羽化したのだ。
この日を最後に、幼虫は見えなくなった。
お腹に傷がある緑色のコスズメ幼虫を3匹確認。そのうち2匹はこの緑色の繭を背負っていた。
茶色のコスズメ幼虫は、寄生された個体を去年も今年も確認していない。
待望のコスズメ成虫を見つけた!
朝食用の葡萄を取りに出て、ウッドデッキの屋根近くの葉に茶色いものがくっついているのを発見。
慌ててスマホを取りに戻り、撮影しようと近付いて、まず、スズメガであることに気づき、コスズメではないかとドキドキ。
画像を拡大して、図鑑と見比べ、コスズメと確信。
待望の、待望のコスズメである。
今まで、散々この葡萄(ヒムロッドシードレス)をかじりまくっていた芋虫たちの、晴れ姿である。
誰に感謝しよう。やっぱり、コスズメたちを養ってくれた葡萄かな?
ヒムロッドよ、ありがとう。