羽化不全かとハラハラ

ウッドデッキでバタバタもがいている黒い蝶を発見。もしかして羽化に失敗した?
去年は羽化不全のモンシロチョウとシジミチョウを飼育した。今年もまた蝶の飼育をすることになるかと覚悟するのであった。

黒い蝶がお腹を出してジタバタ

見つけた時はウッドデッキの床に仰向けにひっくり返って、なんとかこの状況を打開しようと試みている最中。撮影したのは朝10:02。

羽化途中で落っこちたナガサキアゲハ
バタバタもがいているところを発見:20210408撮影

手元にあった剪定枝を差し出すとすぐにつかまって身を起こしたが、どうも足場が悪いようで何度もつかまり直しをする。それでも二つに割れている口吻を伸ばしては巻き戻すなど羽化作業を継続中。頑張っている。

棒に捕まった羽化途中のナガサキアゲハ
口吻はまだ二つに割れている:20210408撮影

見上げるとウッドデッキの手すりの裏に、この蝶のものと思われる蛹があった。風に煽られて足を滑らしたか?

ウッドデッキの手摺り下のナガサキアゲハの蛹
どうやらここから落っこちたみたい:20210408撮影

枝ごと持ち上げて蛹に近づけるとすぐに移った。自分の抜け殻だとわかるのかもしれない。

蛹の殻につかまる羽化途中のナガサキアゲハ(メス)
蛹の殻に戻してみた:20210408撮影

やっぱりこちらの方が具合が良いみたいだ。しっかり足場を確保してやっと体勢が安定。羽化作業を再開。

蛹につかまる羽化途中のナガサキアゲハ(メス)
やっぱりこっちが落ち着くみたい:20210408撮影

ここでようやくナガサキアゲハだと認識。メスである。

2メートルほど離れたレモンをかじって育ったのだろう。幼虫時代のナガサキアゲハは柑橘類の葉が大好きなのだ。そういえば、去年もこの場所でナガサキアゲハが羽化した。あの時はオスだった。

羽化失敗を懸念

蛹につかまり直してから1時間経っても、まだ飛び立たない。羽化に失敗したかもしれないと心配になった。飛べなかったら飼育することになるかな。でも去年モンシロチョウとシジミチョウを世話した飼育ケースでは狭すぎるかも。

なんて考えていたら、見つけてから2時間後にレモンの木に移動していた。初飛行は2メートルほどになるだろうか。

下は、背中側から写したもの。ナガサキアゲハは尾状突起がないので見分けやすい。オスだとメタリックな輝きを持つ黒一色になる。

羽化したてのナガサキアゲハ(メス)の背中
無事に翅が広がったようだ:20210408撮影

お腹側からも撮影。なんだか危なかっかしい足づかい。落っこちそうだ。

レモンの枝につかまっている羽化仕立てのナガサキアゲハのメス
かろうじてつかまっている感じだ:20210408撮影

案の定、このあと羽ばたいてすぐ落下し、草むらの中でジタバタ。慌てて救い上げた。

見た目は問題なさそうだが、羽化の途中に落ちたことで翅に支障が出たか?とハラハラ。けれど、蝶を掌にのせて高く掲げたら、吹き寄せた風とともにひらりと空に飛び立ち、隣家の屋根を越えて消えていった。

なんだ。羽化に成功したんだ。