クロコノマチョウ・オオカマキリ・ハスモンヨトウ

ウッドデッキを亀甲金網で囲った我が家の猫ハウス。張り巡らされた網にときおり猫以外の生き物も囚われる。

茶色い枯れ葉のような蝶:クロコノマチョウ

この蝶は猫小屋を制作しているとき、金網をあらかた張り終えたタイミングでうっかり小屋に侵入。まだ開いているところもあるのだが、自力では脱出できそうにないので虫とり網で捕獲してレスキュー。

枯れ葉そっくりの茶色い蝶
猫小屋の金網でトラブっている:20211006撮影

翅を閉じて地面に降りていたら枯葉にしか見えない。

下画像はパタパタと脱出を試みている映像からキャプチャーして拡大。翅の文様からクロコノマチョウのメスと判断。

メスのクロコノマチョウ(ちょっとピンボケ)
動画を拡大して確認、メスのクロコノマチョウだ:20211006撮影

クロエの視線の先に、カマキリ

猫小屋でクロエが天井を見つめている。視線の先に何かいる。

猫が天井のカマキリを見つけた
クロエの視線の先に何かいる:20211024撮影

オオカマキリのようだ。わざわざ金網の隙間をかいくぐって入ってきたのか?なぜ?

猫小屋の天井にカマキリ
どこから侵入したんだろう?:20211024撮影

こちらも虫取り網で捕獲して、ルリマツリの茂みに放した。逃げようともせず、威嚇もせずに成り行きを思案している風情。

ルリマツリとオオカマキリ
ルリマツリの茂みにて:20211024撮影

約1分後、鎌足の手入れを始めた。これはくつろいでいると考えて良いのかな。

鎌の手入れをするカマキリ
前足をナメナメ:20211024撮影

カマキリの身繕いはしばらく続き、今度は器用に鎌で中足を抱えて舐めている。ヨガのポーズみたいだ。

真ん中の足を舐めるカマキリ
真ん中の足の手入れ中:20211024撮影

後日、猫小屋の天井近くに、オオカマキリの卵嚢を発見。産卵が目的だったらしい。冬の間に卵の引っ越しをしなければ。

華麗な文様:ハスモンヨトウ

こちらは茶々が発見。彼女の前足を伸ばせば届く位置にこの蛾がいたのだが、初遭遇した得体の知れないものをひたすら観察していた。

文様の美しい茶色い蛾(ハスモンヨトウ成虫)
複雑に絡み合う文様が綺麗だ20211019撮影

ハスモンヨトウと思われる。

そういえば、夏の間に水耕栽培していたミニトマトに幼虫が1匹いたのだった。日をおかず姿が消えたので、蜘蛛かカマキリに喰われたかと思っていたが、あの個体が羽化したのかもしれない。

紙コップの中の蛾(ハスモンヨトウ成虫)
横から見ても見事な模様:20211019撮影

とても美しい紋様の翅を持つハスモンヨトウ。かためて産み付けられる大量の卵がら幼虫が大量発生するとか。
この庭で甚大な被害が出ないのは多種の天敵のおかげだろうか。

今年の夏に見かけたものだけでも、ヤモリ、ニホントカゲ、ニホンカナヘビ、蜘蛛(数種)、オオカマキリ、コカマキリ、ニホンアマガエル、ヌマガエル、ハチ(数種)に鳥と、とにかくたくさんいるのだ。