クロコノマチョウ・オオカマキリ・ハスモンヨトウ
ウッドデッキを亀甲金網で囲った我が家の猫ハウス。張り巡らされた網にときおり猫以外の生き物も囚われる。
茶色い枯れ葉のような蝶:クロコノマチョウ
この蝶は猫小屋を制作しているとき、金網をあらかた張り終えたタイミングでうっかり小屋に侵入。まだ開いているところもあるのだが、自力では脱出できそうにないので虫とり網で捕獲してレスキュー。
翅を閉じて地面に降りていたら枯葉にしか見えない。
下画像はパタパタと脱出を試みている映像からキャプチャーして拡大。翅の文様からクロコノマチョウのメスと判断。
クロエの視線の先に、カマキリ
猫小屋でクロエが天井を見つめている。視線の先に何かいる。
オオカマキリのようだ。わざわざ金網の隙間をかいくぐって入ってきたのか?なぜ?
こちらも虫取り網で捕獲して、ルリマツリの茂みに放した。逃げようともせず、威嚇もせずに成り行きを思案している風情。
約1分後、鎌足の手入れを始めた。これはくつろいでいると考えて良いのかな。
カマキリの身繕いはしばらく続き、今度は器用に鎌で中足を抱えて舐めている。ヨガのポーズみたいだ。
後日、猫小屋の天井近くに、オオカマキリの卵嚢を発見。産卵が目的だったらしい。冬の間に卵の引っ越しをしなければ。
華麗な文様:ハスモンヨトウ
こちらは茶々が発見。彼女の前足を伸ばせば届く位置にこの蛾がいたのだが、初遭遇した得体の知れないものをひたすら観察していた。
ハスモンヨトウと思われる。
そういえば、夏の間に水耕栽培していたミニトマトに幼虫が1匹いたのだった。日をおかず姿が消えたので、蜘蛛かカマキリに喰われたかと思っていたが、あの個体が羽化したのかもしれない。
とても美しい紋様の翅を持つハスモンヨトウ。かためて産み付けられる大量の卵がら幼虫が大量発生するとか。
この庭で甚大な被害が出ないのは多種の天敵のおかげだろうか。
今年の夏に見かけたものだけでも、ヤモリ、ニホントカゲ、ニホンカナヘビ、蜘蛛(数種)、オオカマキリ、コカマキリ、ニホンアマガエル、ヌマガエル、ハチ(数種)に鳥と、とにかくたくさんいるのだ。