コガネムシが大挙してブンブンブン
空が暗くなりかかる頃、東の庭をうろうろしていたら、ブンブン音が耳元をかすめパタッと止んだ。りんごの枝先にコガネムシがやってきたのだ。分をおかずに次々と飛来。そして瞬く間にカップルが成立していく。
モンシロチョウにも人気のりんごの木。この木のそばに数分いただけで4カップル成立を見届けた。
下の画像は小さなコガネムシで、ナガチャコガネだと思われる。
飛んできて葉にぶら下がるとすぐに、後ろ足でお尻を撫でるような仕草を始めた。メスのコガネムシだ。
![りんごの葉にぶら下がっているナガチャコガネのメス](https://akaneko.link/wp-content/uploads/2020/06/nagachakogane20200617.jpg)
メスが誘い、オスがやって来る
高い枝の先にやってきた下画像のコガネムシは、一回り大きな種類のようだった。
こちらも葉に到達するとすぐさま葉裏に捕まりお尻を後ろの両足で撫でるような動き。すると10秒もおかずに別のコガネムシが飛んできた。
![メスのいるりんごの葉に飛来するコガネムシのオス](https://akaneko.link/wp-content/uploads/2020/06/koganemusi1-20200617.jpg)
迷うことなく一直線にやってきて、即カップリング成立。
![メスの待つ葉に飛来するコガネムシのオス](https://akaneko.link/wp-content/uploads/2020/06/koganemusi2-20200617.jpg)
下画像では2カップルが交尾中。右の枝にいるのが上画像のカップル。コガネムシのいるところだけ、画像の明度を少し上げている。
![夕暮れ時にりんごの枝先で交尾するコガネムシ](https://akaneko.link/wp-content/uploads/2020/06/koganemusi4-20200617.jpg)
左の枝のカップルを拡大、明るさを調節しして見ると、やっぱりナガチャコガネではないみたいだ。
![りんごの葉に飛来して交尾中のコガネムシ](https://akaneko.link/wp-content/uploads/2020/06/koganemusi20200617.jpg)
この後、メスたちが土に産卵するわけだが、孵化した幼虫たちは植物の根を食べて成長していく。雑多な植物の根が入り混じる庭土なら個々の植物への被害は小さいし、天敵もいる。
ただ植木鉢に産み付けられると、相当なダメージになる。以前バラのカクテルの根を食い尽くされ、枯らせてしまった。
さて、どうなることやらなのだ。