毎年葡萄の葉をかじりにやってくるコスズメたち
先日、念願のクロメンガタスズメの成虫(正確には成虫の一歩手前)に出会うことができたのだが、毎年幼虫姿でやってきて、まだ蛾になった姿を披露してくれない蛾もいる。
コスズメだ。
コスズメの幼虫は大きくて茶色いイモムシだとばかり思っていたら、今年は緑色にイメチェンしてやってきた。
葉っぱの色に紛れる緑色のユニフォーム
去年も葡萄(ヒムロッドシードレス)にわんさか発生したコスズメたちである。ただ、茶色ボディだったので見つけやすかった。
緑バージョンの今年の幼虫は、葡萄の葉に溶け込む見事な保護色になっている。
コスチュームの色が変わっただけなのに、去年の茶色ボディよりも優しい印象だ。茶の地色の上でギロリと際立っていた黄色い目玉模様の迫力が、黄緑の中にあるとマイルドになったか。
よくよく葡萄を見ていると、小さな幼虫も発見。これからまだまだやってくるはずだ。
マイマイガの幼虫も常連
マイマイガの幼虫も今年すでに2匹見つけた。こちらも数匹ではあるが毎年やってくる。オレンジ色のヘルメットと、黒いタレ目がひょうきんな毛虫だ。
マイマイガもまだ成虫姿を見せてくれない。だが、きっといつか会えるはずなのだ。
昆虫サーチモードONが常態に
最近、虫によく出会うようになった。というか、そこここにいるはずだとキョロキョロしているから見つけるだけなんだが。
何気に撮影した画像の中に、あとで昆虫を発見したりする。
下の画像はワサッと茂ってしまった梅の木の記録写真だが、白い矢印の箇所に何かが写っていることに気がついた。
慌てて確認に戻ると、初めて遭遇する蛾が!
腕のモサモサ毛とヒダのようにも見える文様が特徴的だ。
ツマキリヨトウ亜科に属することは間違いないが、ニワカ昆虫ファンの自分にはなんという蛾か特定できない。近くに寄って撮影しようとしたら逃げてしまった。
こんなちょっとの出会いに心踊る毎日である。