2019年の啓蟄来たる
昨日、東の庭のレモンと金柑への施肥作業中、黄色い蝶がヒラヒラ舞うのを目撃。春なのである。虫が這い出してくる啓蟄なのである。最近見かけた虫を、生い茂る春の野草とともに記録しておこう。
イモムシ君の画像あり。昆虫が苦手な方はご注意を
春を感じさせる野草といえば土筆(ツクシ)
ツクシがいたるところにニョキニョキ。去年とほぼ同じタイミングでのニョキニョキである。ツクシは好きなのだが、あまり繁茂されると困るので、スギナになった段階で地道に地上部分を刈っている。続けているうちに根絶できると本で読んだのだ。
サンチュの株とナナホシテントウ
食卓に載せるために葉を掻き取ろうとしたら、テントウムシがお休み中のようなので別の株から葉を摘んだ。
サンチュにはてんとう虫の好物アブラムシはいない。だが、モシャモシャ茂り始めているカラスノエンドウの葉先にはすでにアブラムシのコロニーがある。
食べ物となる虫の発生とともに活動を開始したのだ。
クリスマスローズの茂みとツチイナゴ
クリスマスローズが花首を立ち上げたので写真を撮ろうしたら、株の中にいたツチイナゴと目が合ってしまった。成虫で越冬するバッタだ。同日に別の個体も目撃した。
ホトケノザの花畑
12月4日にはすでに開花を始めて、今年度は暖冬だと実感させてくれた植物の一つだ。
今は膝の高さほどの群生になり、なかなかに美しいので刈れずにいる。
春の七草にあるホトケノザかと思っていたら、七草に入るのはコオニタビラコ(小さな黄色い花をつける)だという。
雑多な野草が繁茂する我が家、もしかするとそちらもあるかもしれない。
春の七草、ハコベが咲いていた
こちらは正真正銘、春の七草のひとつだ。撮影時には気がつかなかったが、花の裏に小さな虫がいる。なんだろう?もしかしてマダニ?
注意せねば。
蕾菜(つぼみな、子持ち高菜)の食客、アオムシ君
こちらが蕾菜の葉っぱムシャムシャ担当のアオムシ君たち。なんとも旺盛な食欲である。人間は蕾ムシャムシャを担当している。
一株彼らのために残しておこうかなんて考えていたのだが、この文を書いている3月6日現在、彼らは姿を消してしまった。
最近、数種の鳥たちが庭にやってくる。蕾菜のすぐそばにエスパリエ仕立て途中のリンゴの木があって、水平に伸びる枝が彼らの格好の止まり木になっているのだ。
鳥たちが羽を休めてふと下を見ると、蠢くアオムシ君たちがいたわけで、食べられてしまったのかもしれない。
ツマグロヒョウモンあらわる
去年紹介したツマグロヒョウモンの幼虫がひょっこり現れた。彼のお尻の方にはパンジーがあって、この踏み石を横切った先にはスイートバイオレットがある。
幼虫のまま越冬するツマグロヒョウモン、ご飯を求めて前進中である。
植物には迷惑かもしれないが、多少食べられても枯れることはなかろう。
蜘蛛たちもあちらこちらで
笹グモはまだだが、小さな蜘蛛が巣を張り始めた。ということは彼らのご飯になる小さな羽虫も飛び始めたということだ。
下は、ジンチョウゲの茂みの中の蜘蛛。スマホで撮影しているのでなかなか蜘蛛にピントが合わず、これが精一杯。
あのオオカマキリの卵を発見!
2月まで頑張って落命したオオカマキリ。彼女の遺体を回収したまさにその真上、卵を発見した。
ウッドデッキの屋根に産み付けられている。
あそこにずっと止まっていたのは、卵を守るためだったのかな?
今のところハラビロカマキリの卵を2つ、オオカマキリの卵を1つ確認している。小さくも精緻な形で世界に出てくるチビカマキリの誕生が待たれるのである。
年末から南側の網戸にいたカマキリ。落ちて死んでいた。カマキリは冬を越せないのだ。 死んだカマキリの画像があります。虫の苦手な方はご注意ください。 1月22日、カマキリ再発見 1月4日に撮影した場所から姿を消したカマキリが …
3月11日追記:スイートバイオレットとツマグロヒョウモン
先日3月5日に見かけたツマグロヒョウモンらしき個体を見つけた。
下はウッドデッキの屋根の下、午後から日陰となる場所で順調に株を大きくしているスイートバイオレット。よく見ると虫食いあり。
ひょっとしてと、株をかき分けて見たら・・・発見!
食事中の葉っぱから落っこちて丸まってしまった。
驚かせてごめんよ。
4月11追記:葉を更新したスイートバイオレット
ツマグロヒョウモンの幼虫が食事場にしていたスイートバイオレットの株。古い葉はすっかりきれいになくなり、艶々の新葉の株になった。
新しい葉にはかじられた後がない。美味しくないのかも。ツマグロヒョウモンの幼虫が古い葉をせっせと食べてフンをして、掃除と肥料提供という2面で役立っているのでは。