網目よりも大きな生き物が入ってくる
昨年ウッドデッキに作った猫小屋は亀甲金網で囲ってある。最近猫小屋に入り込み出られなくなる虫が増えて猫たちは大喜びだ。
マドガガンボをレスキュー
ある日の来客はガガンボ。明らかに網目よりも大きい。ポリカ天井をウロウロしていて、この時は金網に取りついて休憩中。
高い位置だが、ソックスならひととびで飛びつく。

虫取り網だと足を痛めそうなので、ポリ袋に追い込んで確保。

外に放すと、ロシアンオリーブの枝にぶら下がった。足、折れてないかな。翅に白い模様がある。マドガガンボだ。

ヒメウラナミジャノメをレスキュー
別の日に猫たちが床で小さな蝶をいたぶっていた。仲裁に入ったらひらひらと壁にとまった。

蝶の捕獲に使ったのは虫取り網。蝶をこうやって捕まえるのは何十年ぶりだろう。

こちらは解放されると近くにあったオルレアの花に一直線。はらぺこだったらしく蜜を吸っている。長いこと猫小屋に囚われていたに違いない。

どこから入ってくるんだろう?
猫小屋ができてから、猫が雀を捕まえてきた(家の中で食った!)ことがあって、屋根にある材の切り欠きから入ってきたんじゃないかと思っている。巣作りの場所を探す雀なら、その穴を見つけて入ることもあるだろう。
でも。虫たちがあえてそこを通る理由はあるまい。と、思っていたら、1匹のガガンボが屋根の下でバタバタしているところを見つけた。猫小屋の外だ。
屋根にぶつかりながらだんだん猫小屋の方に近づいてきた。そして切り欠きのひとつに到達してしまった。なんだそういうことか。

このガガンボは、穴を抜ける前にレスキューした。
でも、助けられるのは人間が気がついた時だけなので、朝、猫たちの狩の後始末をすることもある。最近はガガンボが多い。他には蛾やバッタの幼虫など。夏に向けて種類と頻度が増えるんだろうな。
ソックスの狩り
5匹の中でハンティングに一番情熱を傾けているのはソックスだ。以前雀を食ったのも彼だと人間たちは思っている。

ある日、ソックスが金網と猫ケージの隙間にすっぽり収まっていた。

何してるんだろうと上から覗くと、ソックスの両手は雨樋を通すための床の切り欠きに寄せられている。

ここから何かが来たか、逃げたかを目撃したのか?ニホンカナヘビ?ニホンヤモリかな?
あるいはこの場所で狩の成功体験があるのか?
この後しばらく、ソックスは見張りを続けていた様子。
そして、ある日、ソックスとクロエが2匹揃ってウッドデッキの際に頭を寄せて伏せている。
緊張感漂う様子にこちらもそーっと近づいて彼らの視線を追うと、金網の向こうにニホンカナヘビがいた。
クロエはほどなくこの場を去ったが、ソックスは動かない。カナヘビも動かない。
ソックスの後頭部から「こっちこい〜、こっちこい〜」と念波が発せられているんじゃないかと思えるほどの集中力。

ソックスほどの忍耐力がない人間は、暑さに耐えきれず室内へ退却。その後どうなったかはわからない。
残っていたのは頭と羽先と尾羽と片足 月曜の朝、畳の上に雀の体のパーツが散らばっていた。 その距離20センチ、踏まなくてよかった・・・ ベッドから足を下ろした脇に黒っぽいものがある。なんだろうと目をこらして現実を認識するま …