コンクリートに囲まれて踏まれ放題の芝生にバッタ
昨年の秋、コンクリート張りの駐車場の真ん中にあった砂利土エリアに芝生を張った。わずか1畳ほどの広さだ。そこにバッタたちが暮らしている。
小さな芝生エリア
昨年の9月に姫高麗芝を張った。冬の間休眠していた芝は3月に新芽を出し始め、4月の末には緑に変じた。芝生の両脇は駐車スペース。車から降りた人間が芝生を歩くし、時にはタイヤが容赦無く踏みつけるこの場所でぴょんぴょん跳ねるバッタたちがいる。
いつもは芝の葉に紛れているバッタたち。雑草を抜こうかと芝生に屈み込んだりするとぴょんと跳ねる。
今のところこの芝エリアで見つけたバッタは、マダラバッタ、ショウリョウバッタ、マダラスズ、トノサマバッタの4種。
褐色型と緑色型のマダラバッタ
マダラバッタは幼虫時代はもちろん、成虫もここに滞在。下画像は6月に撮影した褐色型の幼虫。
数日後に、芝生の脇の敷石に出てきた下のバッタは、上と同一個体のようだ。
その翌週、褐色型の成虫が芝生の中にいた。上の幼虫かな?だったら嬉しいな。
下画像は緑型のマダラバッタ幼虫。
その半月後、芝の中にいた緑型の成虫。
撮影したマダラバッタはみんな足を深く曲げていて、このバッタの名前の「まだら」の由来となる脛の色が見えない。関節から足先に向かって、黒・白・水色・赤と、きれいに色分けされているらしい。いつか、その美しい足をちゃんと見せておくれ。
ショウリョウバッタの幼虫
細長い体のショウリョウバッタは芝の葉にそっくりで、マダラバッタよりさらに見つけにくい。
それに、ちょっとでも目を離すと葉に同化して見失ってしまう。こちらも褐色型と緑型の幼虫がいる。
ショウリョウバッタは大きくなると芝生から出ていくのか、ここでは幼虫しか見ていない。大型のバッタだから天敵に見つかりやすくなるのかな?駐車場の上にはツバメやスズメやキジバトが利用する電線があるのだ。
マダラスズ?
足に素敵なシマ模様のある小さなバッタ、まだ幼虫だ。これはマダラスズの幼虫か?
マダラスズの成虫はジージーと鳴くらしい。芝エリアを巡回していつかは成虫を撮影したいものだ。
トノサマバッタの幼虫
4月に撮影したトノサマバッタの幼虫。芝の脇の透水平板にぴょんと出てきたところだ。
板の表面の粒が大きな岩に見えるほど、とても小さなトノサマバッタ。頭でっかちでかわいい。
7月になっても小さな幼虫いた。トノサマバッタは年2回発生するらしい。上の幼虫は1化目で、こちらは2化目なのかも。
トノサマバッタの成虫も芝生では見ていない。でも、幼虫がいるってことは、産卵にはきているのか。
裏庭の草むらにはニシキリギリスがたくさんいるけれど、この前庭では1匹も見ていない。環境に合わせて住み分けしているんだな。
そういえば、芝生を植える前の砂利土でよく見かけていたイボバッタがいない。芝生が嫌いなのかも。申し訳ないことをした。
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