羽化途中のクロメンガタスズメの獰猛さと可愛らしさが共存する完璧な造形
6月4日、時刻は19時21分。薄暗がりの中、東の庭からウッドデッキに戻ろうとした時、柱に何か塊がくっついているのが目に入り、かがみこんでみて驚愕!
蛾である。背中にドクロの文様を持つ、クロメンガタスズメの羽化に遭遇したのだ。
一昨年、去年とクロメンガタスズメの巨大幼虫に出会っていた
一昨年は白式部をかじる黄色蛍光色の2匹の幼虫に遭遇。去年はノウゼンカズラの枝を丸坊主にした白黒マダラ模様の幼虫に出会った。
おそらく敷地内の土の中で蛹になっているであろう、クロメンガタスズメの成虫にいつか会いたいという念願が、やっと叶ったのである。
フォルムの美しさにノックアウト
ただ、下の画像を撮影した時点では、クロメンガタスズメだとは認識していなかった。
このフォルム、どこも完璧に美しいのである。漆黒(夕方だったので真っ黒に見えているだけかも)と黄のコントラストやグラデーションも見事なのである。
それに、可愛いし。
蛾の名前がわからない!
写真を撮影して、即、蛾の名前の確認しようとしたが、これが一苦労。蛾の図鑑を持っていないのだ。画像検索してもなかなかヒットしない。
蛾の成虫の画像はあるが、この蛾は羽化途中なのである。
スズメガとあたりをつけて、羽化というキーワードを追加したところ、クロメンガタスズメの羽化中の画像がヒット。間違いない!ついにドクロ模様とご対面なのだ!我が家は大騒ぎである。
背中のドクロと対面ならず!
もう一度会いたいと、暗さを増したウッドデッキにランタンを持って出てみると、クロメンガタスズメはいなくなっていた。私は名前の確認に20分もかけてしまったのだ・・・。
がっくり肩を落として家に戻り、撮影した画像を見てみる。今度は背中が映った写真だ。何となくドクロっぽいものが見える。
ちょっと拡大したのが下の画像。ドクロという感じではないが、羽化が進むにつれて文様もまだ変わっていくのだろうか。
でも、まあ、羽化途中のカッコイイ姿見れたし。
顔が可愛いいのわかったし。
きっとまたいつか、完璧成虫形のクロメンガタスズメに会えるはずなのだ。
ふっくらお腹も愛らしく、ドクロ面は麗しく 2016年に越してきて毎年この庭にクロメンガタスズメの幼虫が現れるけれど、成虫は3年前に羽化途中の個体を一度見かけただけ。今回初めて羽化の完了した成虫クロメンガタスズメに出会えた …