半地植えで成長を抑制していたロシアンオリーブ
6月に台風で転倒し、ぶっつり根が切れた半地植え(植木鉢から根が逃走したのだ)のロシアンオリーブの様子が芳しくない。
この木は、スリット鉢に植えてさらにテラコッタ鉢に入れておいたところ、根が脱走して半分地植え状態になっていた。
強風で鉢ごと転倒し、根が切れてしまい、上部を切り詰めたのが6月。細々と新しい枝が出たものの、いつもの爆発的な生気が感じられない。
強風でオオミノガ付きロシアンオリーブが転倒 台風並みの強風が吹いて、ロシアンオリーブが転倒し根が切れてしまった。根が短くなった分、樹高を1/3に切り詰めた。大丈夫かな。 植木鉢から逃げ出したロシアンオリーブ もともと鉢植 …
コガネムシ幼虫が根を喰った?
試しに鉢を傾けると、根の抵抗を感じることなく簡単に倒せた。
底面を覗くと、テラコッタ鉢のただ一つの穴から放射状に広がっていた根がなくなっている。
この写真に写っている地面を掘り返したところ、コガネムシ幼虫3匹を確認。残っていた根を食い尽くされたらしい。
根元を持って持ち上げると、スリット鉢ごと簡単にテラコッタ鉢から抜けた。
以前はテラコッタ鉢の外に伸び出た根で抜けなかったのだ。
全てのスリットから根が伸び出ている。このまま鉢を地面に埋め込んだら根付きそうな気もする。
下画像が、テラコッタの水穴。スリット鉢から逃げた根のうちの一本がここから地面に逃げ出していた。
ひげ根を取り除くと、根の迷走が見てとれる。
白く折れ口が見える指の太さほどの一本の根が、テラコッタ鉢の水穴を探りあて、木の生命を支えていた。
それでもこの木、肥料もなく、水やりもなく、2メートル(幾度か剪定してこの高さ)ほどに育ち、春には花をたわわに咲かせ、秋には赤い果実を木全体に纏った。とても美しかったのだ。
しかし根の剛健さを見て、改めて土の深いところに地植えしなくてよかったと思う。根もすごいが地上部の成長速度もすごいのだ。結果的に根の勢いを制限できたからこそ、程々の大きさにキープできたし、根を掘り出すという大仕事をせずにすんだ。
処分するために、鉢を切り開いて根を取り出した。横にある鉢植えは、零れ種から育ったこの木の子供だ。
この苗木は、鉢から逃げ出さないように育てる予定だが、もし地植えするにしても、親木同様に半地植えで大きさをコントロールするつもりだ。
庭にオリーブの木はないのだが、「これオリーブ?」と通りがかりの人に指さされるのが「ホソバグミ」と「フェイジョア」だ。「ホソバグミ」、別名「ロシアンオリーブ」は春になると淡いレモンイエローの小さな花を全身に纏い、控えめなが …