レンチンして裏ごしするだけで美味しいではないか!
ロシアンオリーブことヤナギバグミは今年も豊作である。しかし完熟しても甘みの後に残る渋みが難点だ。今年はジャムに加工するべくレンジで加熱。ザルで裏ごしして味見したら、ほのかな甘みの格別のうまさ。ジャムにするまでもなく、ゴクゴク飲んでしまった。
今年も大豊作のロシアンオリーブ
植木鉢の指一本ほどの穴から地面に根を伸ばしている我が家のロシアンオリーブ。昨年の台風前に強剪定をして現在の樹高は2.5メートルほど。春に花が咲くと、蜂たちがせっせと受粉して、ほぼ全てが果実となる。
秋になると、果実の色が黄緑色、黄色、オレンジ、赤とゆっくり変化していく。
果実の表面にはグミ特有の白い斑点が散らばって普段はくすんで見えるけれど、雨に濡れると鮮やかに華やぐ。
黒味が感じられるほど完熟するのを待つ。
まず、半分ほど収穫して、加工してみることにした。
果実と一緒に収穫された蜘蛛や虫を逃す
果実の房を揉むようにしてボールに落とし込んだので、運悪く果実と一緒に落っこちたものたちがいた。屋外で浅いパッドに果実を広げて出て行ってもらった。
750Wの電子レンジで5分
生き物が混じっていないことを確認後、水洗いしてざるにあけて水を切る。
750Wの電子レンジで5分加熱。
ザルで裏ごし
ザルに少しずつ入れて裏ごし。軸と種を取り除いた。
裏ごし後のドロドロ果肉。別府温泉の血の池地獄みたいだ。
味見をしてみた。
渋みは完全に消えて、優しい甘みがただただ美味しい。砂糖を加えて加工するのがもったいない旨さだ。
ジャムにするのは翌日に持ち越し、この日はレンジでもう一度加熱し、荒熱が取れた後、冷蔵庫に入れた。
ロシアンオリーブの冷たいピューレ
レンチンして裏ごししだだけのロシアンオリーブの冷たいピューレである。
翌朝、ちょっと家人に出してみたらすこぶる評判が良い。おかわりのオーダーがでた。
ジャムになるはずのロシアンオリーブ。飲み物として完食されてしまった。
去年まで持て余し気味だったロシアンオリーブの果実。意外な美味しさを知って評価が爆あがりである。残りの果実も早速収穫せねば。