ロシアンオリーブは甘くて渋いのである
10月に入りロシアンオリーブ(別名:ホソバグミ、ヤナギバグミ)の実が色づき始め、月末には真っ赤に染まった。生のまま口に含むと甘いが渋い。ジャムにしようにも実は小さくて種が大きい。よってホワイトリカーにつけてみることにした。
4月下旬に満開になった花のほぼ全てが結実。初夏の時点では、とんがった細長い実は葉色に馴染んで目立たない。
秋:実が丸く膨らむと同時に色づき始める
秋になると、実が丸く膨らみ、黄色く発色してようやく果実らしくなってくる。
丸みととも果実内に水気が増し柔らかくなり、同時に赤く染まり始める。
生食:甘くて渋いグミの味
10月月末にはほとんどの枝で完熟、黒みを帯びるほど色づいた実は柔らかく甘いが、グミ特有の渋味もある。グミを食べ慣れた世代に聞くとグミなんだからこんなもんだと言うのだが、やっぱり生でたくさんは食べられないと思う。
2メートルほどに育ったロシアンオリーブのほとんどの枝にびっしりついた果実。今回その1/3くらいを収穫してちょっとだけ果実酒を作ることにした。
ツチイナゴの日向ぼっこの邪魔をする
天気が良かったこの日、上方の枝にツチイナゴを発見、収穫作業に枝を揺すられて迷惑そうに見下ろしている。
ロシアンオリーブには特に病気も食害もなく、時折下のような穴の空いた葉っぱを見かけると珍しいので写真を撮るほど。
ツチイナゴもただ日向ぼっこをしていただけのようで、この日は近くのフェイジョアの枝にも太陽の光を満喫している風の別のツチイナゴがいた。
果実は小さくタネは大きい
ジャムも考えたのだが、下の画像のように果実は小さく、タネは大きいのだ。これを裏ごしするには相当な根気が必要で、私にはない。
念のため水に数時間つけたが、這い出てくる虫はなし。ざっと洗うだけで良かったようだ。
その後、水を切り、キッチンペーパーで水気を拭って余り物のホワイトリカーと角砂糖で適当に小瓶に漬け込んで終了である。甘みはおいおい調節するとして、仕上がりが待たれる。
ロシアンオリーブ、地面へ逃走す
我が家のロシアンオリーブは、10号スリット鉢に植わっている。その鉢を転倒防止にテラコッタの鉢にすっぽり入れて置いたところ、スリットから根を出し、テラコッタ鉢の真ん中に空いているたった一つの小さな穴を探り当てて、地面に到達してしまった。
来年の春に果樹用の鉢に植え替えるつもりだったのだがこのままで様子を見ることにした。
ロシアンオリーブは乾燥に耐える植物だが、10号の鉢に2メートルの樹高になると晴天日の水やりは欠かせなかった。
現在は鉢の周りに敷き詰めている陶板が、地表からの水の蒸発を防いでいるため、夏日が連続する時期以外は水やりは行なっていない。また、肥料は水耕栽培の液肥が余った時に順番に鉢植えにかけている、それだけである。
あまり大きく育って欲しくないのだ。
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レンチンして裏ごしするだけで美味しいではないか! ロシアンオリーブことヤナギバグミは今年も豊作である。しかし完熟しても甘みの後に残る渋みが難点だ。今年はジャムに加工するべくレンジで加熱。ザルで裏ごしして味見したら、ほのか …