1月19日、東の庭の梅が花開いた。暖冬なので早い開花と思いきや、昨年の開花は15日、そうでもなかった。
梅が咲いたと花見気分で盛り上がる人間たちの他にも、この花の開花を待ち望んでいる生き物たちもいて、なんだか賑やかな東の庭なのだ。
今年の初花は低い位置の枝に咲いたこの一輪。遠目にはポップコーンの一粒のように見える。
下枝の方からポツポツと咲き進み、木全体が薄ピンクの蕾と開花した白い花でボリュームを増したように見えて来ると「チィチィ」と鳴き交わす鳥がやって来る。大分の県鳥でもある「メジロ」だ。
野鳥撮影はiPhoneでは無理
メジロは常に2羽でやって来る。なんとか彼らの姿を撮影しようと頑張ったのだがiPhoneでは下の画像が精一杯。どうやらこの二羽はつがいのようだ。
入り組んだ枝の間を身軽に飛び回りながら忙しげなメジロの姿に、もしかして去年この木に大発生したミノムシを食べてるのかな?と期待大。
けれどすぐにメジロのお目当は梅の花の蜜と判明。確かにミノムシ目当なら花が咲く前から入り浸っているはずだ。
この庭にはメジロの他にもスズメやヒヨドリ、ジョウビタキも来ているようだ。彼らはミノムシを食べるのかな?
画像で飛来する鳥たちの種類を確定したいのだが、スマホのカメラでは野鳥撮影は難しい。(ついついネットでカメラを検索してしまった。)
猫たちのバードウォチング
鳥たちは早起きで、特にメジロのカップルは夜が明けきれぬうちからチュクチュク鳴き始める。
この梅の木のある東の庭に面するように設置した猫棚と外ケージはネコたちのバード・ウォッチングスポットになっている。
この梅で野良子猫時代のソックス、クロエ、茶々は木登りをしていた。覚えていないだろうが。
手の届かぬ獲物を観察するのは娯楽なのか、ストレスになるのか分からない。
ともあれ梅の開花のおかげで家にいながら鳥のさえずりを楽しめている。暖かい日に梅の木の近くによると、かぐわしい香りとともに「ブーン」という虫の羽音も耳に響く。
春を感じる一瞬なのだ。