梅の木の悲惨な剪定
東の庭には野鳥がやってくる木がある。1月の開花期にメジロのカップルが常駐していた梅の木だ。花も葉もない3月下旬、ズズメやヒヨドリが展望台として愛用。その梅の木を素人剪定である。
梅は鳥たちの見晴台
この木の東側には野っ原がある。縄張りのチェックに具合が良いのか鳥たちがやってくる。下画像にはヒヨドリと二羽のスズメ。

この木は実梅で、まばらながら膨らみ始めた果実もある。去年は梅酒作りに十分な恵みをもたらしてくれた。
2年剪定なし:傍若無人に枝を伸ばす梅
この梅の木は2017年にバッサリと剪定(ほとんど伐採に近い)して以来、枝の整理をしていなかったために、枝を伸ばしたいだけ伸ばしてしまった。

果実を取るか、伸びすぎた枝を落とすべきかとしばし葛藤ののち、今年の収穫を諦めてハサミを入れることにした。
来年、花が咲かない?
その結果が、下の画像。
家族曰く、「やりすぎ」だそうだ。

以前よりは手加減したつもりだが、ものすごい強剪定をしてしまったらしい。加減がつかめぬ自分である。
持ち直してくれるだろうか。
ほとんど凶器、トゲトゲの梅の枝
枝を落とす作業より、大変なのが剪定枝の後始末。手頃な大きさにカットして清掃工場に持ち込むのだ。

以前の住人が植えた品種不明のこの梅には鋭く尖った短い枝がびっしりある。迂闊に枝を踏めば長靴の底ぐらいは貫通しそうだ。

これを45リットルビニールに詰めるのだが、袋に引っかかるし、突き刺さって破けるし、枝同士が干渉しあってなかなか素直に入ってくれない。
結果、スカスカに枝が入った袋が10個できあがり、助手席にまで袋を積んで清掃工場に持ち込むことになった。(持ち込み料を支払う気満々で行ったのだが、剪定枝だけなら無料とのこと、何かにリサイクルされるのかな?)
剪定後の梅、ちっちゃくなっても人気は衰えず
2.5メートルほどの樹高にカットされ、止まり木に良い細めの枝も随分と間引かれてしまった梅の木である。
4月に入り、残された枝から寂しげに新しい葉が展開し始めた梅の木に、以前と変わらずヒヨドリが訪れた。

いつも同じヒヨドリがやってきているようで、最近、人間が庭に出ても逃げなくなった。

いつも地面ばっかり見て歩いて、時折は草むらにしゃがみ込んでゴソゴソしている生き物なので、無害と判断されたようである。