誕生が待たれるオオカマキリ
オオカマキリが生きるのに具合が良い庭らしく、夏から秋にかけて君臨した彼らが残した卵は11個。
葡萄のあるウッドデッキは大人気
例年最初に孵化する卵はウッドデッキ屋根に直接生み付けられたもの。今年は2個ある。
一つは去年マダム・グリーンと呼んでいた緑色のカマキリのもの。
小さめのもう一つの卵は、レディ・ブラウンと名付けた茶色のカマキリの最後の卵だ。
レディ・ブラウンは狩の名手で、秋に葡萄の葉で日光浴するツチイナゴ達はことごとく彼女に仕留められた。前述のマダム・グリーンも食われた。長く生きたレディ・ブラウン。おそらく下画像の卵も彼女のものだ。
葡萄のグリーンカーテンでゆりかごから墓場まで? 建物の南側のウッドデッキに葡萄を誘引している。春から秋にかけて重なり合う葡萄の葉陰を、様々な昆虫が棲み家や狩場として利用している。オオカマキリも然り。 翅にホクロのある茶色 …
母カマキリが不明の卵もいくつかあって、葡萄の葉先に生み付けられたものは落葉前に葉ごと切り取り保管しておいた。
春になり、割り箸に木工ボンドでくっつけて(布は補強のつもり)それぞれもとあった場所の近くに配置。
庭木の人気スポットは葉蘭と南天
ウッドデッキを離れると、東の庭の葉蘭に毎年オオカマキリが卵を生む。ただ、ツルツルの葉から卵がよく外れる。下画像の卵も朝顔の枯れヅルを引っ張ったはずみに落ちてしまった。
この卵にも割り箸をくっつけて、元々の場所近くに配置したのだが、葉蘭の枝を整理中にまたしても別の卵嚢をおっことしてしまった。(またくっつけないと・・・)
これらは昨年3ヶ月ほどこの葉蘭に住んでいたスカー(傷だらけの翅から名付けた)のものだろう。
葉蘭には別のオオカマキリもやってきたが、最後まで生き残ったのは彼女。葉蘭はツチイナゴの越冬場所としても人気だが、この冬彼らの姿が見えないということはスカーが食べ尽くたのかもしれない。おそらく彼女も相当な狩の名手だったのだ。
ナンテンにも毎年のように卵がつく。今年は地上1.5メートルほどの、葉が密に重なる場所に一つ。
沈丁花に初めてついた卵は地上50センチの高さ。
もう一つ、早々に枯れ倒れたシダに生み付けられた卵は、昨年枝ごと西の庭のラベンダーの株に結え付けてある。
例年の最初の孵化は3月中旬。そろそろだ。毎朝の巡回が楽しみだ。
狩の名手レディ・ブラウン 成虫になるカマキリのことごとくが強運の持ち主であり、間違いなく狩の名手なのだと思う。2022年にウッドデッキに長期滞在した茶色いカマキリ「レディ・ブラウン」は、その狩の一端を見せてくれた。 以前 …