6月初旬から庭に住み着いているコガネグモ
ルリマツリ→玄関欄間→玄関ポーチ脇と営巣場所を変えながら庭に住んでいるメスのコガネグモ。彼女の巣に、ある朝ヤモリがぶら下がっていた。
死んでる?生きてる?ニホンヤモリ
葡萄の収穫や、水耕栽培中のトマトの面倒を見るために、毎日背をかがめてこの蜘蛛の巣の下を通っている。
いつものようにウッドデッキに向かおうとしたら、人間の胸の高さに何かがぶら下がっている。ギョッとして急停止。
遠巻きに目を細めて見ると(酷い乱視なのである)ヤモリである。宙吊りになったニホンヤモリだ。つまり蜘蛛の巣にかかったんだ。
ヤモリは全然動かない。
網の主は・・・。巣の中央にいた。
ヤモリが巣にかかったことに蜘蛛が気づかないはずはないから、獲物には大きすぎるとか、下手すると返り討ちとか、そんなことで放置だろうか。このまま状況を見て弱ったところをいただくつもりなのか。果たしてヤモリは生きてるのか?死んでるのか・・・?
しばし沈思。
まだヤモリが生きていたら通る時に驚いて頭の上に降ってくるかもしれない。網が動いた拍子に戦闘モードのコガネグモも一緒に肩に乗っかることも考えられる。いや別に危険ではないが、できれば遠慮したい。
で、あまり、生き物たちの関係に立ち入りたくはないんだけど、蜘蛛の保存食かもしれないこのヤモリ、下させてもらうことにした。
ヤモリとともに蜘蛛も降ってきた
園芸支柱を持ってきてそっとヤモリを触って見る。
ヤモリがグニグニっと動いた。その瞬間、視界の隅に巣の中央から物凄い速さで降りてくるコガネグモが!
ヒーッと動揺してしまい、思わず棒を横に振り払ってしまった。びっくりした!
で、落っこちたヤモリが下画像。あちこちに網の残骸が引っかかって、地上に降りてモゾモゾしているところ。尻尾は再生中だな。
ちょっと疲れているようだったけれど、この後、ルリマツリの枝が覆いかぶさる立ち上げ花壇の基壇へ這い込んでいった。やれやれ。
ごめんねコガネグモ
巻き添えで落っこちたコガネグモは草むらに着地していた。こちらもモゾモゾ。
園芸支柱を差し伸べて、彼女(メスのコガネグモなのだ)の巣の起点の一つがあるポポーの葉に移らせた。
自分の巣だと分かったみたいだ。
すぐに、糸を伝って登り始めた。
巣の残骸にたどり着いて損害を確認しているのかな?
しばらくすると、一点にとどまり体の手入れを始めた。
後ろの足の先でお腹をカキカキしては口に持ってくることを繰り返す。
どうやら私が巣をなぎ払ったせいで、身体中に自分の糸がくっついてしまったらしい。申し訳ない。
とりあえず、今朝のトマトと葡萄の収穫を終えて戻ってきたら、巣の中央(ここは無事だった)で静止していた。落ち着いたみたいだ。
そして翌朝には巣はきれいに修復されていた。ごめんよ蜘蛛さん。
コガネグモの足が2本消えた?
写真を見直していて、コガネグモの足が2本なくなっていることに気がついた。18日朝に撮影した画像を見直すとちゃんとある。19日朝、ヤモリがぶら下がっている画像ではすでに足がない。
夜の間に死闘があったと思われる。
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