羽化に脱皮、成虫になるのは大変なのだ
庭の柑橘の木ではナミアゲハが産卵。ウッドデッキの床下ではオオカマキリが孵化。どちらの成長も楽しみなのだが、昆虫の世界はとても厳しいのだ。
(注意)脱皮に失敗したカマキリの画像があります。
ナミアゲハの産卵ダンス
レモンとキンカンにアゲハ蝶がやってくるのは産卵のためだけのようで、開花時期に吸蜜しているところを見たことはない。
ヒラリヒラリと木の周りを周回するアゲハ蝶は優雅に美しいのだが、華麗なるダンスは卵を産み付けるためだ。
ナミアゲハが一瞬、フッと葉に触れると、卵が葉にくっついている。上の個体はこの金柑にいくつも産み付けて去っていった。
去年は金柑とレモンそれぞれでナミアゲハの終齢幼虫を数匹、レモンではナガサキアゲハの終礼幼虫1匹を確認。ナガサキアゲハは羽化も見届けた。
今年は鳥の糞にそっくりな幼齢幼虫はみるものの、なかなか緑色の終齢幼虫に出会えないでいた。この庭には天敵も多いのだ。
落ちていたピカピカの綺麗なナミアゲハの翅
先日、やっとレモンの木で今年初のナミアゲハ終齢幼虫1匹(写真撮り忘れた)を確認したのだが、その数日後に、草むらに散った蝶の翅を見つけてしまった。
近くにもう一枚落ちていて、どちらも鱗粉の乱れもなく美しい翅だった。あの幼虫だろうか。
羽化直後にカマキリに食われたか?
身を屈めて蝶の翅を撮影し立ち上がったら、レモンの枝にぶら下がったカマキリの幼虫と目があった。後もう一回脱皮が必要な終齢幼虫だ。
ナミアゲハを食ったのはこのカマキリかもしれない。もしかすると羽化直後、飛び立つ前に襲われたか。
脱皮に失敗したカマキリ成虫
台風余波、強風が吹いた翌日、ぶどうの葉にいる成虫カマキリを見つけた。
だが、様子が変だ。
背中が歪曲し、片方の鎌はすでに壊死しているように見える。
成虫への最後の脱皮の際、まだ体が柔らかい時に風に煽られて落ちたのだろうか。
幼齢時代なら、脱皮に失敗しても次の脱皮まで生き延びられればリカバリーできる場合があるそうだ。でも成虫に至る脱皮で生じたダメージは修復できない。
厳しい、厳しい世界なのだ。