四方に何もない地上70センチにジョロウグモ

駐車場と道路に挟まれた側溝の上、地面から70センチほどの高さで空中浮遊中の絡新婦を見つけた。周囲に樹木などない場所だ。

久しぶりに見るジョロウグモだ。何枚か撮影したけれど、ピントが全然合わず、ピンボケの写真となった。

空中浮遊のはずはなく、よく見ると一本の糸につかまっていた。

地上70センチに宙吊りのジョロウグモ
どうしてもピントが合わなかった:20201112撮影

空を見上げるとはるか頭上に電線が。
そこにはいくつもの獲物の残骸が残る蜘蛛の巣と、主人のジョロウグモらしき姿が見える。

電線にはったジョロウグモの巣
他にもジョロウグモが巣をかけていた:20201112撮影

ジョロウグモ、空に登る

下界に降りていた先程のジョロウグモ、撮影に辟易したらしく空に向かって登り始めていた。

上空の電線への糸を辿るジョロウグモ
電線から降りてきたらしい:20201112撮影

上の写真を撮影してから1分ほどで電線まで到達である。

風に煽られながら電線にのぼるジョロウグモ
風に糸がなびく:20201112撮影

壊れてしまった巣の残かいがあるようにも見える。これからもう一度網を張るのかもしれない。

電線にたどり着いたジョロウグモ
これから巣を張り直すのかな:20201112撮影

庭の常連であるナガコガネグモは、低木や草の間、地上1メートルほどの位置に巣を作る。ジョロウグモはそれより高い位置、以前見た個体はウッドデッキの天井や柱から林檎の木に向かって巣を作っていた。

今回のこのクモはなんと電線が巣の足場だ。青空の狩場というスケール感が爽快だ。
もう1匹の住処にかかる獲物の残滓からして、羽虫が十分飛来するらしい。ただ、数種の野鳥もやってくるこの界隈で、電線は彼らの格好の止まり木だ。ひょっとするといたずらな鳥たちに巣を壊されてしまったのかもしれない。