キマダラカメムシもニホンアマガエルも動き出した
昨年秋にリンゴの枝先で死んでいた(バッタカビの犠牲者だ)個体を最後に姿を消していたツチイナゴ。庭に戻るのに時間がかかるかと思っていたら、3月3日に復活である。それも複数匹。
草叢から2022年初のツチイナゴ
金柑の採り残しを収穫中、枝から外れて落っこちたカマキリの卵嚢を探して株元の草むらをかき分けていると、出てくる出てくるツチイナゴ。
思わず、「生きてたか!」と声をかけてしまった。
もともと動きの鈍いバッタだが、3月、早春の彼らは輪をかけて動かない。久しぶりに対面できた嬉しさもあり、遠慮なく近距離撮影させてもらった。
ツチイナゴ、ルリマツリを食す
今年、春まで剪定を待った西の庭のルリマツリでも、越冬ツチイナゴを発見。
こちらは枯れ残った柔らかい葉を抱えてモグモグ。
春、気温の上昇とともに繁殖期に入るツチイナゴ。そろそろカップルが現れるはずだ。
動かした植木鉢の下からアマガエル
東の庭の梅の株元にあった植木鉢を動かすと、出てきたのはニホンアマガエル。ここは元から砂利が敷かれているエリアで、昨年も冬眠明けのカエルに会った。
石の作る隙間があり、置かれた植木鉢が頭上を断熱、野草が茂って湿度をキープ、冬眠にはもってこいの場所なのかも。
湿った砂利から飛び出したカエルはまだ土色だ。
カメムシ、室内外で始動
今年初めてのカメムシは寝室の壁に現れた。サイズはキマダラカメムシと同じくらい。初めて見るカメムシだ。この後そっとコピー紙に乗り移らせて外に送り出した。
毎年顔を合わせるキマダラカメムシには、ウッドデッキの洗浄中に遭遇。
突然の災難にびしょ濡れになって壁を登っているところ。
蛾の成虫越冬?とスズメガと思しき蛹
菜の花で花びらより小さな蛾が吸蜜している。成虫で越冬したものだろうか。残念ながら種の同定はできず。
この他、モンシロチョウらしき白い蝶やアシナガバチの女王様、クロマルハナバチっぽいずんぐり丸い蜂、ヒラタアブも活動を初め、少しづつ賑やかさが戻つつある。
そしてこの季節、花苗を植えるためにシャベルを土に差し込むと、毎年二つ三つ掘り出してしまうのが蛹。おそらくスズメガのもの。
春の園芸シーズンの土いじりで蛹を、秋の園芸シーズンでは蛹化中の芋虫を掘り当てる。とりあえず、当面掘らないはずの場所に移すのだけど、成虫にはなれないだろう。
毎年、ごめんよ。