メタル鋲をつけた鎧みたいな蛹
ビオラのプランターで集団生活中のオレンジと黒のトゲトゲ芋虫ツマグロヒョウモン。無事に蛹になったものもいれば、捕食されるものもいるのだ。
芋虫の画像があります。苦手な方はご注意ください。
終わりかけのビオラを食べ尽くす勢いのツマグロヒョウモンの幼虫たち。ブラックとオレンジの色彩に全身をトゲトゲで覆いインパクト大の見た目だ。でも隣で水耕栽培中のメロンの水の中に落っこちた個体を拾い上げたら柔らかなトゲだった。
大きな個体はプランターから脱出してあちらこちらに散らばっていく。そろそろ蛹になる準備に入るのだ。
ちょっと小柄、ヤマトアシナガバチかな?
プランターの近くにはツマグロヒョウモンのフンに混じって、何者かに食べられた幼虫の残滓が所々にある。噛み切って分解された様子からハチに襲われたようだ。建物南のこのウッドデッキでは、毎年芋虫たちがアシナガバチに捕食される。去年はクロメンガタスズメがコアシナガバチに分解されて巣に運ばれていった。
近くにある葡萄を誘引中、ブンブンと明らかにハチの羽音がする。音の主を探すと少し小柄なアシナガバチがウッドデッキの屋根の下をうろうろしている。肉団子を持って飛び回っている様子に屋根から脱出できないのか?と案じていたら桟に腰を落ち着けて食事を始めた。
食べているのはおそらくツマグロヒョウモンの幼虫だろう。体の文様からヤマトアシナガバチと判断したが、ちょっと自信がない。
ツマグロヒョウモンの蛹化を確認
アシナガバチの狩りを目撃した翌日、プランター近くの柱に渡したワイヤーに、お尻を上にしてぶら下がっている幼虫を発見。撮影時(10:42)には動きはなく、体内では蛹になる作業が行われていた模様。
夕方(16:20)思い出して確認に行くと、すでに蛹に変化していた。
下画像は、翌日の撮影。少し質感が変化したような気がする。鋲のような白い部分は、メタル素材のようにキラキラ光る。
先日羽化したナガサキアゲハは糸で蛹を支えていたが、こちらはぶら下がり型の蛹なのだな。
無事に羽化できるかな。南のウッドデッキには最近ヤモリが出没しているし、アマガエルもカナヘビもいる。でも芋虫の方が蛹より危ないかもしれない。
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