2021年1月、葉蘭の株にて日光浴のツチイナゴ

新年早々バッタロスでしんみりしていた我が家。寒さの和んだ13日、地植え葉蘭の茂みでツチイナゴ3匹が日向ぼっこ。厳冬と言われるこの冬、常連バッタのツチイナゴ が無事なのか気になっていたのだ。

葉蘭は数年で大株に

2016年に前住んでいた家の庭から引っこ抜いてきて移植した葉蘭。この数年で直径30センチから1メートル越えの大株に成長。

年末に傷んだ葉を整理しようとしたものの、葉陰から顔を覗かせたカマキリ にほだされてボサボサのまま年を越した。

それが幸いして先日の降雪時には大きな葉が雪を受け止め、株元に雪の振り込まない空間を作ったようだ。

雪をかぶった葉蘭の大株
葉蘭の株元が緊急避難場所らしい:20210108撮影

3月並みの小春日和にツチイナゴ 出動

3月並みの暖かさとなったこの日、この葉蘭をひょいと覗くと、嬉しいことに3匹もツチイナゴ が!

さらに左のツチイナゴ の足元にあるのはオオカマキリの卵嚢。これで5つめの卵なのだ。

葉蘭で越冬するツチイナゴ とオオカマキリの卵
集団越冬中だ:20210114撮影.

前日の13日にもツチイナゴ を1匹だけ、ウッドデッキ際のスイートバイオレットの茂みの中で見つけた。

スイートバイオレットの作る藪で越冬中のツチイナゴ
軒下のスイートバイオレットの群生の中:20210113撮影

トノサマバッタとクビキリギスは発見できないが、ツチイナゴ だけは確実に越冬できそうだ。

ナナホシテントウとアリも活動

ツチイナゴ 同様、成虫越冬する冬の常連昆虫がナナホシテントウ虫。こちらツチイナゴ よりさらに活動的で、陽光を浴びて動き回る数匹を確認。

シロタエギクの葉の上で日光浴中のナナホシテントウ
あちこちでナナホシテントウ虫を確認:20210114撮影

また冬には地中に閉じこもりがちなアリたちも珍しく姿を見せた。同じ巣穴の仲間らしい数匹のアリたちが、枯れ枝を通路がわりにせわしなく行き交う。

枯れ木の上を歩くアリ
小春日和にアリたちも出動:20210114撮影

週末は再び寒波が襲来するらしいが、たくましい昆虫たちは各々のやり方で生き抜くのだ。