トノサマバッタとツチイナゴ とキバラケンモンとカマキリ の卵
年末年始に予想されている降雪に備えて、庭木の株元にマルチをしたり、紫陽花アナベルの剪定をしたりと慌てて冬の庭仕事をしていると、動くものが少なくなった草むらでトノサマバッタに遭遇。もちろん冬の常連ツチイナゴ も健在だ。
冬枯れのアナベル
昨年、西の庭の管工事に伴い東の庭に移植したアナベルである。梅の木の際で西日から守られるこの場所を気に入ってくれたらしく、うまく根付いてくれた。
花を放っておくと、花脈を残したシャワシャワのドライフラワーになる。これはこれで見事。
アナベルは春先に花芽をつけるので急ぐ必要はないけれど、今年は早めに剪定。
オオカマキリの卵嚢ふたつ
毎年勝手に生えるキクイモの残滓を片付けていたら、その足元にオオカマキリの卵を発見。今年3つ目の卵嚢だ。カリカリに乾燥し切ったキクイモの茎はこのあと根元からバッキリ折れてしまったため、卵嚢ごと30センチ長を切り取って回収、どこに置こうか思案中だ。
その後、シロナンテンの茎でもオオカマキリの卵嚢を発見。こちらは地上1.3メートルぐらいの位置。
確認できただけで4つの卵嚢。来年もウジャウジャとチビカマキリが誕生しそうだ。
カマキリが卵を産みつける高さで、その年の積雪量が予測できるという説?があったような気がするが、我が家のオオカマキリの母親たちは雪のことは念頭にないみたいだ。この2つの卵には1メートルほどの高低差があるし、他の2つはウッドデッキの屋根裏にうみつけてあるし。
2種のバッタ
成虫で冬越しする常連バッタのツチイナゴ 。この日はスイートバイオレットの葉の上で日向ぼっこ。今年はこのバッタの羽化を観察できた。来年は何を見せてくれるかな?
もう一種。バラの株元の草薮から飛び出してきたのはトノサマバッタ。バーク堆肥でマルチをしようとして驚かせてしまった。こちらはブラックベリーのプランターの土に産卵するところを見せてくれた。来春の孵化を楽しみにしている。
暖地では成虫越冬もあるらしい。庭のあちこちに生えているエンバクは彼らの冬のご飯になるかも。もしかしたら冬の常連バッタになってくれるかもしれない。ちょっと期待だ。
キバラケンモン営繭開始
リンゴの木で育った毛虫、キバラケンモンがシロタエギクの葉を糸で綴り合わせている。これから繭を作るのだ。
去年大量発生したこの毛虫、ウッドデッキ上の鉢植えゼラニウムやベゴニア、壁とエアコンホースの隙間など、あちらこちらで繭になり、ほとんどが無事羽化したようだ。
地植えのクリスマスローズで蛹になった個体は、ゴージャスな成虫姿を見せてくれた。
果たして写真の個体は成虫になれるだろうか。実はこのシロタエギク、ニホンカナヘビのお気に入りの場所でもあるのだ。