3年前に引っ越してきた当時、裏庭(東の庭)はカヤツリグサがびっしりと生え、表(西の庭)をアップルミントとオシロイバナが埋め尽くしていた。初年度に幾度か庭を掘り返して、アップルミントは完全に、オシロイバナとカヤツリグサは、邪魔にならない程度に減った。
それからはなるべく土を掘り返さないように努めている。
すると思いがけない植物が顔を出してくれるようになった。

裏庭にハナニラ初出現

野草の庭は毎年植生が変わる。
今年2019年の春はクリスマスローズの足元にハナニラが現れた。

白いクリスマスローズとハナニラとホトケノザ
ハナニラも勝手に咲いた:20190318撮影

同じく裏庭、ムスカリ目覚める

遠目に庭を眺めていたら、勢いが落ちてきたホトケノザのピンクに混じる紫色が目を引いたので、確かめてみる。

野草の中に2株のムスカリの花
色味の異なる花がある:20190321撮影

ムスカリだ。植えた覚えもなければ、2017年、2018年の春に見た覚えもない。
開花できないまま、球根がひっそりと生き延びてきたのかな?

雑草の中にニョキッと咲いたムスカリの花
寄ってみたらムスカリだった:20190321撮影

来年からムスカリもこの庭の常連になってくれるかもしれない。

庭のあちらこちらに懐かしい春の野草

こちらは、おなじみのオオイヌノフグリ。別名「星の瞳」。この花を見ると春を感じるのだ。

オオイヌノフグリとムラサキカタバミの花
草丈10センチの花園だ:20190308撮影

ピンクのムラサキカタバミも可憐である。
子供の頃から馴染んできた植物は、幼馴染も同様だ。

玄関先の隙間スミレ

スミレのタネはアリが大好きな香りがする。アリによって巣の中に運ばれ、時期が来れば巣の中で発芽する。
下は透水石版とコンクリートの間から出てきたスミレ。
他にもブロック塀とコンクリート床の隙間などにちらほらスミレが開花。
スミレの根元に盛り上がる土も、アリの労働の産物に違いない。

透水石版とコンクリートの隙間に生えたスミレの花
いたるところに野生のスミレが咲く:20190321撮影

野生のスミレはパンジーとともにツマグロヒョウモンの幼虫のご飯になるのだ。

なんだか気になるシルバーリーフ

最近気になっているのがこのシルバーリーフ。
浄化槽のコンクリートとブロックの5センチくらいの隙間から元気よく葉を広げている。

名前不明のシルバーリーフ
花が咲いたら名前がわかるかな?:20190324撮影

去年成長を観察した野草は花が咲いてアキノノゲシと判明した。
今年はこの植物の開花までを見届けようと思う。