野草の庭のChristmas rose
3年前に旧宅から引っ越す時に庭から掘り出してきた2株のクリスマスローズは、朝から昼過ぎまでは日の当たる場所に移植した。
時々傷んだ葉っぱを付け根からカットしたり、夏の日照りが続く時に灌水するくらいの手入れだけで、野草の中でスクスク成長している。
2016年の5月にこの庭に移植。2017年春は咲かなかったが、昨年2018年春から再び花をつけ始め、この一年で大株になった。
引っ越しのドタバダした中での植え付けは、腐葉土も堆肥も肥料もなしの応急的なもの。写真に写っている葉蘭も同じく前の庭から掘り出し、緊急避難的に植えてそのままここに根付いている。

クリスマスローズは花の少ない寒い時期に咲いてくれる嬉しい花だが、うつむいて咲くためになかなか顔を拝めない。
しゃがみこんで覗き込んでみると花芯もなかなか見ごたえのある造形だ。

↓次第に茎が持ち上がって、楽に花の顔を覗けるようになった。
太い茎がたくましい。

赤い花の株の方が茎が柔らかい。花を上に向けて撮影させてもらった。

↓こちらは去年植えた小さな株。この株の初めての蕾だ。卵のような形が愛らしい。この株は植え場所に腐葉土を少し入れ、肥料はマヴァンプをちょっとだけ。
ここは以前に住んでいた方が、おそらく雑草対策に入れた砂利が大量に土に混ざった場所なのだ。

上の写真の蕾が開花。シングルの黄色い花だ。

今までのところ、クリスマスローズに目立った害虫はいない。
この文を書いている4月3日現在、ホトケノザに変わって、カラスノエンドウ、スズメノエンドウが茂り始めた。そちらの葉先にはアブラムシのコロニーがあるが、クリスマスローズは無事である。
周りの美味しい野草がアブラムシ軍団を一手に引き受けているおかげかもしれない。
今のところクリスマスローズには施肥しないつもりでいる。肥料なしで育つならその方がいいような気がするのだ。2019年も日照りが続いた時だけの水やりだけで成長を見守る予定だ。