台風10号、9月7日夜の1:30現在、隣家のカーポートが吹き飛んだみたいだ。

大分県にある築50年の木造家屋である我が家、台風10号の暴風圏の真っ只中である。さっき外でガシャガシャと心が凍るような音がした。

風が緩んだ一瞬、玄関から外をのぞいたら、どうやら隣家のカーポートが消失しているようだ。
完全に眠気も吹っ飛んでしまったので、我が家で行った台風対策についてブログ書いてます。

庭の準備1:ロシアンオリーブとぶどうの剪定

鉢植えから逃げ出して地面に浅く根を張ってしまったロシアンオリーブ。動かせないので小さく切り詰めることにした。

下は、台風9号の到来前、夕焼け雲を背にしたロシアンオリーブのシルエット。樹高2.5メートルほど伸びていて、このままだと確実に植木鉢ごとひっくり返ってしまう。

夕焼け雲とロシアンオリーブの枝
明日剪定するつもりだ:20200903撮影

バッサリと1.5メートルほどに切り詰め、枝を減らして風が抜けるように剪定した。かわいそうだが、鉢が倒れて根っこが抜けるよりはマシだろう。

台風に備えロシアンオリーブを剪定
バッサリ切ってしまった:20200605撮影

ウッドデッキに誘引しているぶどう、ヒムロッドシードレスと安芸クイーンは、つるでつかまらずに浮いている枝や、密に茂って風を捉えそうな部分の枝を落とした。

台風に備え葡萄も少し剪定
密なところだけカットした:20200906撮影

準備2:暴風で転がりそうな鉢植えを物置に閉じ込める

倉庫を整理して場所を空け、詰め込めるだけ鉢植えを押し込んだ。暗闇の中に閉じ込めるのは不憫だが、明日の午後には解放してあげられるはずだ。

台風に備えて物置に鉢植えを入れる
明日、元気な葉っぱを見せておくれ:20200906撮影

入りきれなかった観葉植物系の小鉢はキッチンの出窓に避難。猫達は出入り禁止に。

キッチン出窓に観葉鉢植えを置いた
猫は出入り禁止:20200906撮影

のんびり人間観察をする猫達

台風の備えでバタバタする人間が面白いのか、いつもごちゃごちゃしているウッドデッキの様子が変わっていくのが興味深いのか、猫達は外ケージでのんびりと見学。

こちらは汗まみれだというのに。

外ケージのみかん、キコ、クロエ
猫達は優雅に見物:20200906撮影

断水に備えてお風呂に水を貯める

今生きている人が体験したことがない強い台風ということなので、どんなことが起こるのか想像がつかない。ご近所の方が断水に備えて風呂に水を貯めると言っていたので、我が家も真似をすることに。

6日は明るいうちに入浴し、お風呂掃除をした後、改めて水を溜めた。我が家には風呂蓋がないので、このままだと湿気がこもりそうである。

台風対策に使えそうなものをかき集めた中にマスカー(養生テープにビニールがくっついている塗装作業時のマスキング資材)があったのを思い出し、バスタブの覆いにした。

お風呂に水を張りマスカーで蓋をする
断水に備えて:20200906撮影

雨にたたかれるカマキリ

6日午前中、雨が降ったり止んだりする合間を縫っての庭の片付け中、剪定されて寂しい姿になったロシアンオリーブの幹で雨に叩かれているカマキリを発見。

台風の雨に打たれるカマキリ
ロシアンオリーブの鉢植えにて:20200906撮影

近くに葉が茂った枝垂れ梅や、オシロイバナの茂みなど、風雨をしのげそうな場所は多々あるのだが、なぜかしら足を踏ん張って丸裸のロシアンオリーブにしがみ付いていた。これはオオカマキリかな?

東の庭のカラの植木鉢の中にはコカマキリがいた。鉢は倉庫に格納するのでそばにあったシダの茂みに移ってもらった。

植木鉢の底にいたコカマキリ
避難していたのかも:20200906撮影

猫たちよ、猫ドアは使用禁止です!

ウッドデッキにアイリスオーヤマのコンビネーションサークルを利用した猫のケージを置いている。文字通り置いているだけで、固定はせず、四方にレンガを並べているのみ。過去にやってきた幾度かの台風でも飛ばされたことがない(風が吹き抜けるのだろう)が、今回どうすべきかとちょっとだけ悩んで、結局そのままにした。大丈夫かな。

ただ、この暴風の中、猫が出入りするのは危ないだろうと猫ドアはロック。けれども諦めの悪い猫達が入れ替わり立ち替わり、ガチャガチャやらかすのでシュレッダー置いて塞いでみた。

猫ドアをシュレッダーで塞ぐ
これでどうだ!ソックス:20200609撮影

猫ドアが開くとそこから風が吹き込むのだ。それもちょっと怖いかなと思って。

さて、今2時半。相変わらず、強い風が吹くたびにガシャガシャと外で音がする。吹き飛んだカーポートの一部がまだ残っているのかな?

雨戸のない我が家。飛来物が一番怖い。やっぱり朝まで眠れそうにない。