食べきれなかった蕾菜の脇芽から新しい葉が展開し、花が咲いた。アブラナ科なので菜の花に似た黄色い花だ。
花が咲く前に漬物にするつもりが、春めいた印象を振りまく陽気さに、観賞用になってしまった。
3月下旬:蕾菜の花芽が見えてきた。
去年は最後に高菜漬にして食した蕾菜、今年はアオムシ君が外側の葉っぱをボロボロに食べていることもあって、なんとなく花の顔を見ることになってしまったのだ。
写真の株は下の方の脇芽が先に大きく成長したのでそちらから収穫、結果として主芽の部分が残った。
4月:蕾菜、ぐんぐん花芽が伸びる
真ん中部分からいくつもの芽が立ち上がる。
たくましいのである。
ヒョロ〜としてるけれど、強い雨風にも負けることはない。
後ろにある裸の樹木は、エスパリエ途中のりんご(ローズパール)。この横に伸びた枝が庭に来る鳥たちの止まり木になる。蕾菜についていた沢山の青虫が一斉に姿を消したのは、鳥たちの補色によるものか。
蕾菜の花は菜の花そっくり
4月になると蝶が庭に舞い始めた。再びアオムシ君が蕾菜を食べ始めるかもしれない。花を楽しだ後、2株ほど彼らのために置いておこうか。
野菜の花は思いがけず綺麗なのである
野菜に花を咲かせてみてその美しさに驚くことがある。
大根は菜の花の白花バージョン。
人参の花は可憐なレースフラワーだ。
春菊も元気の良い黄色の花をつける。
畑の片付けが後手後手になり、気がついたら咲いている。実を食べる野菜以外、普段は花を見ることはないので、不意打ちの驚きだ。