アポロ約50個、クーリッジ90個
夜露が降り始めたと同時にフェイジョア果実の落下が始まった。けれど今年の初果実のテイスティングを先に済ませた何かがいる。
10月24日、アポロ、クーリッジ同時に落下が始まる
今年最初の収穫だ。大きい果実はアポロ、小さいのはクーリッジ。二つのフェイジョアの木は1メートルほどの間隔を開けて並んで植えられている。西日の強い乾燥がちの土壌、無肥料だが毎年冬の到来前に株元を腐葉土でマルチングしている。樹高は双方とも約1.6メートルほどに育った。
小動物にかじられた果実
玄関先に半分かじられたフェイジョアの果実が転がっていて、落下が始まっていることに気づいた。
小さな、おそらくクーリッジの果実だ。かぶりついたところで不味さに気づいたか、途中で食べるのをやめたらしい。
フェイジョアは追熟が必要な果物なのだ。
3つの果実に歯形あり
初日に収穫したのは、半分食べられたものを除いて4つ。けれど、そのうち2つにも尖った歯形が残っていた。
残された歯形から推測すると、トイプードルくらいの小動物だろう。この歯形の主は翌日もやってきたらしく、朝拾ったアポロの比較的大きな果実にも噛み跡が残っていて、泣く泣く廃棄である。
悔しいので朝・夕・就寝前と果実が落下していないかチェックを始めたら、3日目から被害はない。
猪やアナグマ、狸やハクビシンが出てもおかしくない環境に我が家はある。夏には隣家の庭先のスイカががっつり何者かに食い荒らされた。最近では夜8時頃に知人の車が鹿と衝突するところだった。
フェイジョア追熟中
毎日、数個づつ拾う果実を箱に並べて追熟させている。去年わずかに3個開花結実したアポロは、今年ざっと数えて50ほど実った。クーリッジは倍の90個はカウントしたが、摘果をサボったためとても小粒、可食部がほとんどなさそうなミニサイズもある。
来年クーリッジが開花したら、半分花を食べようか。肉厚の花びらはほのかに甘い。サラダのトッピングにどうだろう。
フェイジョアは指でつまんで少し弾力を感じるぐらいに追熟すると美味しい。下はアポロの断面図。
果実を押してたわむほど柔らかく追熟が進むと、果実が茶色味を帯び、味が落ちる気がする。
葉をちょっとだけ食害、小さな黒いコガネムシ
東の庭にあるリンゴやレモンと違い、フェイジョアには害虫と呼べるほどの被害を及ぼす昆虫はいない。去年は果実にとりついているカメムシを1匹、今年は下画像の黒いコガネムシが葉をかじっているのを1回だけ見た。
フェイジョアの硬い葉は、あまり美味しくなかったようで、食べられたのはこの一枚だけだった。