新年早々、珍しく雪が降り、葉が傷む植物もあればツヤツヤした葉を保つものも。暖冬だった昨年1月は毎日のように庭にいたツチイナゴ は、まだ一度も姿を見せず。
わずか1センチの積雪
大分県の低地に属する我が家に積雪があることは珍しい。玄関先に積もったわずか1センチの雪に非日常を感じる。
実は純粋な九州育ちではなく、新潟の海沿いに住んでいたこともあるし、福島の阿武隈川沿いに暮らしたこともある。子供のころ、屋根から迫り出した厚い雪の塊を睨みながら玄関に駆け込んだり、窓を埋めていく雪をガラス越しに見ていた。少しだけ雪が懐かしいのだ。
リスボンレモンはマイナス3度まで
レモンの中で比較的寒さに強いリスボンレモンを東の庭に植えている。2年生苗で購入した冬はビニール温室で冬を越し、翌年地植えした年は寒冷紗を纏って越冬。暖冬の去年からは腐葉土マルチだけで頑張っている。
この後、葉が少し黄変したが、このまま春まで様子を見るつもりだ。
剪定前のバラの冬枯れ
12月まで咲き続けていた薔薇は、雪に降られて一気に枯れ込んだ。
秋のバラは花首だけちょんと落とすのが手入れの定本らしいが、枯れゆくさまもまた麗しと、ここでは咲きっぱなしの冬枯れだ。
まだ寒さが続きそうなので、冬剪定は新芽が動き出す直前まで待った方が良さそうだ。
雪もへっちゃらアカンサスモリス
雪に埋もれているのはアカンサスモリス(タスマニアンエンジェル)。初夏に開花した後、梅雨時に一度地表から姿を消して休眠。秋口に新芽をニョキっと出す植物だ。
この庭の雪は陽を浴びると瞬殺されるほどの薄さなので、
翌日のアカンサスモリスは葉が折れることもなくツヤツヤピカピカだ。この元気さが嬉しい。
新顔植物の越冬
室内に6匹の猫がいる我が家は室内に植物を持ち込めない。猫が彼らに有毒な葉をかじってしまう不安もあるし、植木鉢をひっくり返して土を掘り出すことに情熱を燃やす猫がいるのだ。
そんな訳で寒さに弱い植物であっても、ウッドデッキの屋根の下や、その床下でじっと春を待つことになる。
昨年新たに入手した植物が越冬という正念場を迎えた。
画像は左上から時計回りにポトス、ハツユキツユクサ、オリヅルラン、スネイルフラワー。霜も雪も降らない場所に置いてあるのだが、見事に冷気にやられてしまった。
春に復活すれば、ウッドデッキの常連植物になる予定。そうでなければキッパリ諦める。
今のところ、寒さに弱いと言われる植物で無事越冬しているのはベゴニア、デンマークカクタス、カランコエ。ただ、厳冬らしいこの冬を無事越せるかは不明。
新年を10日過ぎても、ツチイナゴ の姿なし
昆虫たちも厳しい寒さの影響を受けている。昨年の今頃、日光浴三昧の姿を見せていたツチイナゴ が、今年は草をかき分けて探しても見つけられない。
越冬ができるように、あちこちに草薮は残してある。12月末まではトノサマバッタとクビキリギスもいて、ひょっとして3種のバッタの成虫越冬もありかと期待していたのだが。
これから節分まで、まだズンズンと気温が下がるが、なんとかしのいで春の晴れ姿を見せてくれ。
ツチイナゴは朝陽がお好き 冬の朝には霜が降り、年に数える程だが数センチの積雪がある我がアカネコの庭。冬枯れした地面の所々に猫草にもなるイネ科の野草やスイバの緑の株がある。日中には霜を葉陰でやり過ごした昆虫たちが日光浴して …