葡萄は黄色、ブルーベリーは赤、ヘクソカズラは一気に茶色

11月に入り冬の気配が漂い始めた庭で、落葉樹の紅葉が一気に進んだ。葡萄は黄色に、ブルーベリーは赤に。ヘクソカズラはリンゴに巻き付いたままドライフラワーになった。

黄金色の葡萄の紅葉

建物南面に2本の葡萄を植えている。この数日で紅葉が一気に進んだ。下画像は秋枯れの表情が面白いので撮影した11月15日の安芸クイーンの葉。

冬枯れが始まった葡萄の葉
葡萄安芸クイーンの葉:20211115撮影

冬の気配が一気に強まった5日後の11月20日には木のほぼ全体が黄色く紅葉した。

ウッドデッキの葡萄の葉の紅葉
夕陽に染まる葡萄の紅葉:20211120撮影

もう一本のヒムロッドシードレスも同様に紅葉し、落葉する葉数が増えてきた。こうなると落ち葉掃きが日課に加わる。

葡萄の落ち葉掃き
掃き集めるのが日課の一つ:20211120撮影

葡萄の枯れ葉はとても軽く面積は広い。風が吹くとご近所の庭にまで飛んでいくので、紅葉から枯れ葉に転じるタイミングを見計らい、葉を枝から取り去ることもある。

葉を取り除く時には注意深く。下画像のように生き物が休んでいることがあるからだ。

ツチイナゴのいるこの場所は陽あたりがよく暖かいのだ。葉裏に入れば風も当たらず夜露も防げる。日をおかず散り落ちそうな葉ではあるが。

葡萄の葉裏のツチイナゴ
ツチイナゴ滞在中:20211120撮影

1週間後、再び葉の処理をしていると、またツチイナゴが1匹、緑の残る葉の間に潜んでいた。同じツチイナゴだと思う。この葉は数日持つかもしれない。

彼らは成虫で冬を越すのだ。

葡萄の葉の間で寒さをしのぐツチイナゴ
ツチイナゴ が寒さを凌いでいた:20211128撮影

ブルーベリーの強烈な赤、ポポーは黄

東の庭の隅では、ブルーベリーが赤い紅葉。この木にはいくつかミノムシがぶら下がっているが、毎年のことであるし、目立った被害もないのでこのまま住まわせておく。

ブルーベリーの紅葉
東の庭ブルーベリーの紅葉:20211123撮影

鉢植えポポーは黄色く紅葉。枝離れの良い大きな葉は、枯れても硬くしっかりしている。葡萄の葉ほど遠くに移動することもなく落ち葉の処理は楽だ。

紅葉したポポーの黄色い葉
ポポーの紅葉は黄色:20211119撮影

紅葉しないヘクソカズラはピカピカの実が美しい

庭のあちこちで、ホウジャクの幼虫を養ってきたヘクソカズラ。このところの寒さで一気に枯れた。

リンゴは寒さに強いためか、他の落葉樹より葉が落ちるのが遅い。まだ緑のリンゴの枝に茶色く枯れたヘクソカズラがしがみ付いている状況だ。

リンゴに巻き付いて枯れたヘクソカズラ
11月の寒風でドライフラワーになった:20211123撮影

リンゴから外したヘクソカズラ。空に突き出したリンゴの枝の上で、乾風に吹かれ自然とドライフラワーになっていた。枯れてもツルに幾分柔らかさが残り、リースの材料に使えそうだ。

リースの材料に最適なヘクソカズラ
このまま飾ってもキレイかも:20211125撮影

葉の枯れ具合も良くて、このままコーティングして残したくなる。

ヘクソカズラの葉と実のドライフラワー
葉も美しく枯れた:20211125撮影

庭にはまだあちこちにヘクソカズラが残っていて、バラの枝に巻き付いたヘクソカズラはドライフラワーまでもう一息。

バラに巻き付いたヘクソカズラのピカピカ果実
西の庭のヘクソカズラはまだ健在:20211123撮影

もしかするとホウジャクの幼虫がまだ残っているかもしれない。枯れるまで自然に任せるのだ。