猫のためにも虫のためにも無農薬のバラ

バラは猫がいる家でも、安心して室内に持ち込むことができる数少ない植物の一つ。虫食いでも構わないので我が家では無農薬で咲いてもらっている。

切り花に日光浴は必要ないと言うけれど

強い雨が降りそうなとき、開ききったバラを剪定を兼ねて切り花にすることがある。
背の高い花瓶にいけると猫たちに引き倒されてしまうので、我が家では下画像のように倒れようもない器に花だけを活ける。そして短時間、バラに日光浴させてみたりする。

バラ(エル)を一輪挿しに
バラ(エル)の日光浴:20220508撮影

切り花は陽に当てない方が長持ちするらしいけれど、花が喜びそうな気がするのだ。
日の光の当たり具合で花の色が変わるバラもあるし。

外の猫小屋のテーブルにバラを置くと、待っていたように猫たちがやってくる。

猫とバラ
ソックス参上:20220508撮影

植物の匂いがする水が好きなのだ。ソックスは花を押し除けて水を飲み始めた。

バラを生けた水を飲む猫
植物を生けた水が好き:20220508撮影

水に樹液が混ざることもあるから、我が家にはバラ以外の生花を持ち込むことは滅多にない。

先月、夢のように美しい芍薬の花をいただいた時も、花瓶は締め切ったキッチンにおいて、家族が集まる食事時だけテーブルに置いて楽しんだ。香りの良いラベンダーも、6月に入り蕾をもたげたヤブカンゾウ(ユリ科)の花も、庭で眺めるだけだ。
もちろん鉢植えも室内に置かない。

唯一、室内を飾ってくれるバラも、普段はキッチン、洗面台、トイレのどこかに置く。
なぜなら猫が器から引き出してしまうから。

花瓶から抜かれたバラの花
バラが抜かれていた:20220508撮影

花を花瓶から引き抜くのはクロエで、下画像では花を押し除けて飲んでいるけれど、

バラを生けた水を飲む猫
クロエもバラの水が好き:20220521撮影

うっかりすると、こんなことになっていたりする。

猫にいたぶられたバラの花
弄ばれた痕跡

猫の手の届くところにバラを放置した人間のミスだ。

害のない花だから、遊んでもいいよ。クロエ。

浅いダンボール箱に寝そべる猫
君だね?クロエ:20220521撮影

5匹猫のうち、バラを襲うのはソックスとクロエのみ。バラ盗人の白パン(ツ)兄妹と呼んでいる。

ソックスはデカパン、クロエはビキニを履いているのだ。