残っていたのは頭と羽先と尾羽と片足

月曜の朝、畳の上に雀の体のパーツが散らばっていた。

その距離20センチ、踏まなくてよかった・・・

ベッドから足を下ろした脇に黒っぽいものがある。なんだろうと目をこらして現実を認識するまでに数秒を要した。

ほぼ食べ尽くされた雀の遺体である。
ぎょっとはしたが、動揺はない。猫の仕業だとわかっているからだ。

生々しいの画像を加工してUPしている。

雀の頭と羽先と尾羽と足先だけ食べ残していた
配置の妙は猫の手によるもの:20220314撮影

5匹の猫のいずれかが、ハンティングに成功。家に持ち込んだはいいが人間が起きるまで我慢しきれず、畳の上で食べてしまったか。
(樹脂製のワンニャンスマイル畳でよかった。)

この後、雀はリンゴ(グラニースミス)の株元に埋葬。石をおいたのは墓標のつもりではなく、動物に掘り返されないためだ。

リンゴの株元の雀の墓標
掘り返されないように石をおいた:20220314撮影

巣作り作業中の不慮の死か?

ハンティングの現場は猫小屋だと思われる。が、この不運な雀はどこから入ったのだろう。あちこち見ていたら屋根の下に一箇所だけ、雀が入れそうな隙間があった。

猫小屋に雀が通れそうな隙間があった
ここから雀が入ってきた?20220314撮影

春になり、巣作りの場所を探して入ってきたところを襲われたのか。ひょっとすると一昨年、去年と、猫小屋がなかった頃にこのウッドデッキで子育てをした雀だったかもしれない。

この界隈は雀たちの子育て人気スポットなのだ。

瓦屋根に群れる雀たち
雀たちは巣作りに忙しい:20220309撮影

狩人は誰?

さて、雀を仕留めて美味しくいただいたのは誰だ?

屋根の隙間を撮影したとき、すぐそばの庇の上に寝そべっていたソックス。そういえば、朝ごはんに彼はやってこなかった。

庇の上で微睡む猫
朝ごはんを食べずに寝ていたソックス:20220314撮影

どこかに証拠が残っていないかボディチェック。

すると、いつもはツヤピカの肉球が汚れているではないか?

汚れた猫の肉球
いつになく前足が汚れているソックス:20220314撮影

慌てて毛繕いを始めたソックス。

庇の上で前足を舐める猫
ますます怪しい・・・:20220314撮影

そういえば、以前ソックスがカナブンを捕まえてきたことがあった。

外から猫ドアを抜けて意気揚々走って人間の足元までくると、口からポトリとカナブンを落として見せて、次の瞬間拾い上げて食べてしまった。

やっぱりソックス、お前か?